平成26年度第1回協力会講座の実施について(H26.9.22)
平成26年度第1回協力会講座
平成26年9月22日(月)に,専攻科特別ゼミナールの時間を利用し,専攻科2年生を対象とした,
本校地域振興協力会企業会員による協力会講座を実施しました。この講座は,地域に根ざした
職業観や起業意識の育成を目的に,専攻科学生に対し,地域の経営者や技術者等による体験・
実務的な特別講義を行うものです。
今回は,株式会社釧路製作所本社工場執行役員,鳥居塚力氏が,「特命教授」として校長の
任命を受け,講義を行いました。鳥居塚氏は,本校の建築学科を卒業され,現在,本校の後援会
会長を務められており,講義では,自分がこれまでに携わってきた仕事から始まり,今後の業界
の動きなどに触れられ,コミュニケーション能力の持った若い力が期待されていることを話されました。
特に携わってきた橋梁製作においては,東京ゲートブリッジにおける新鋼材の使用や,合成床版桁
に対する技術開発や新技術の応用などについて実例を交えてわかりやすく説明されました。また,
2020年に東京オリンピックが開催されることや東北の復興をやり遂げなければならないこと,道東
管内では約3,000橋が耐用年数をむかえていることなどを取り上げられ,今後解決しなければなら
ない多くの課題が残されていることから,知恵と勇気をもって取り組んでいくように学生を激励され
ました。講義終了後に,学生から「仕事に携わる上で資格が必要なのか。」,「学生時代に何をやって
おくべきか。」という学生にとって切実な疑問が寄せられ,有意義な講座となりました。
校長から「特命教授」に任命される株式会社釧路製作所執行役員 鳥居塚 力 氏
専攻科生に特別講義を行う鳥居塚特命教授