環境試験研究室


 寒冷地及び海岸地方特有の凍結融解作用や塩害は,材料の耐久性の低下や建 築物の劣化に大きな影響を及ぼします.本研究室に設置する塩害試験装置は, RILEM(国際材料構造試験所連合)に提案されたコンクリートの凍結融解作用 による検査法が再現できる日本で初めての試験装置です.
 これはデジタルプログラム温度調節計により貯水槽の冷却水(ブライン)を冷却・加熱し,供試体 の温度を調節するもので,凍結融解作用の繰り返し制御(1日2サイクル)が可 能です.
 用例として,1.各種塩類の凍結融解作用に伴う建築材料への影響,2.融雪剤等のコンクリート鋪装への影響,3.各種サイディング材の凍結融解抵抗性などを検討することができます.

環境試験研究室写真1

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