こんにちは。「中の人」です。

ここは電気工学分野・加藤先生のページです。
加藤先生のご専門は素粒子で、その素粒子はわたしにはさっぱりわかりません(汗)。
そんな加藤先生に中学生が来たので電気工学分野についてきこうと思ったのですが
「電気のことならふくろう先生にきくといいよ」
とのことでしたので、ふくろう先生を呼んできました.

中学生のたくや君は電気工学分野についていろいろ聞きたいそうです・・・・


 

 

 

           

中学生「たくや君」          「ふくろう先生

 

たくや:家にはたくさんの電化製品があって便利だな~と思っていて
    電気について勉強してみたくなったんだけど
    電気工学分野ではどんなことを勉強するの?


ふくろう先生:それでは電気工学分野で勉強する科目をいくつか見ていこう。
   実は釧路高専の場合、たくや君が入学して1年生になったときには
   まだ電気工学分野に配属されてはいないんです。


たくや
:何年生から電気工学分野にいけるんですか?


ふくろう先生:分野に配属されるのは2年生になってからです。


たくや
:そうなんだ~。早く電気の勉強がしたいのに!

 

ふくろう先生:たくや君のようにやることが決まっている人はいいんですが
   色々なことに興味がある人もいて
   行きたい分野が決まっていない人もいたりします。


たくや:1年生では電気の授業はないの?


ふくろう先生:まったく無いわけではないないんです。
   1年生の授業には『工学基礎』という授業があって各分野の特徴が分かる授業があるんだよ。


ふくろうたくや:電気の授業では何をやるの? 

 

ふくろう先生:『ロケットの飛距離コンテスト』行っています。
   このコンテストではペットボトルのロケットを電気の力で飛ばします。
   ここでは電気のエネルギーをロケットを飛ばすエネルギーに変えることを勉強します。


たくや:おもしろそ~


ふくろう先生:各分野の特徴が分かる授業になっています。


たくや:そうなんだ~、分野が決まっていない人はこの授業を参考にすればいいんだね。


ふくろう先生:そうだね。ほかにも分野の特徴が分かるものがあります


たくやなんですか?


ふくろう先生:高専祭の分野の展示なども参考になるとおもうよ。
   いまなら入学前なので『オープンキャンパス』の体験教室に参加してみるのも良いとおもうよ。

        

 

たくや:オープンキャンパスは行きました。水で走る車を作りました。


ふくろう先生:あれはね、金属板に水をたらすと電気が流れてモーターを動かしているんだ。
   では次に電気工学分野の授業について見てみましょう。
   たくや君は電気の何を勉強したいんだい。


たくや:電気の作り方かな。


ふくろう先生:一番基本的な電気の作り方は『電気磁気学』で習います。3年生で習うのでそれまで待っていて下さい。


たくや:わかりました。

 

ふくろう先生:電気工学分野へ来ると、まず『電気回路』という授業を習います。


たくや:中学校でも習ったよ。


ふくろう先生:そうですね。電気回路は2年生、3年生、5年生でも習う電気工学分野の中心的な科目になります。
   まずは電池と電球などの装置をつないで電流や電圧がどのようになるのかを勉強します。


たくや:中学校でやったのと同じだ。


ふくろう先生:そうですね。最初は中学校で習ったことの復習からですね。


たくや:忘れてても大丈夫だね。


ふくろう先生:出来れば覚えていてほしいな~。


たくや:大丈夫です。半分くらいは覚えています(中の人「上等だ」)


ふくろう先生:2年生の終わりになると交流回路を勉強します。これはみなさんが普段使っている電気です。
   直流と違って電流の向きが周期的に変わるので少し複雑になります。


たくや:むずかしそ~。


ふくろう先生:でも簡単に扱う方法もあるんだ。


たくや:よかった~。


ふくろう先生:2年生が終わると『第二種電気工事士』に必要な製図の勉強がおわり資格試験が受けやすくなります。

            

たくや:資格も取れるんだ~。

 

ふくろう先生:比較的簡単にとることが出来るかな。

 

たくや:僕でも取れる?

 

ふくろう先生少し練習すれば大丈夫だと思うよ。勉強会もやっているので対策も十分です。(※中の人がやっています)


たくや:他にはどんな授業があるの?


ふくろう先生:発電所で作った電気を家庭までどのように届けるのかを学ぶ『送配電工学』
   他にも『情報処理』でプログラミング、『電子工学』なども学びます。


たくや:プログラミングは情報工学分野でしか習わないと思ってた。


ふくろう先生:電気工学分野では情報、電子、機械などの授業もやっているんだよ。


たくや:電気以外でもいろいろな授業があるんだね。


ふくろう先生:そうだね。お互いの分野が密接に関連しているんだよ。


たくや:でも電気とプログラミングってあまり関係がないような気もするんだけど。


ふくろう先生:例えば、自分で回路を組んでセンサーを付けて温度の情報を得ようとしたとき、
   その情報をどこかにためたり、表示したりするときには
   プログラムを組んで命令しなければならないんだよ。
   なのでプログラムの知識も必要になる場合もあるんだ。


たくや:いろんなことを勉強すんだね。


ふくろう先生:電気工学分野の授業の特徴は分かったかな。


たくや:なんとなくわかったような気がする。


ふくろう先生:では、たくや君も卒業して電気のプロフェッショナルになって下さい。


たくや:は~い。


「中の人」です。
ふくろう先生は加藤先生と一緒で、まじめに対応していましたねー。
ぜひ、みなさんも電気のイベントに来て電気を「見て」いってくださいね。

(2022年07月07日作成)