若狭恭平教員
Kyouhei WAKASA
担当教科
- 数学
役職/担当業務
- 学習支援センター (数学担当)
- 2年建築学級担任
【数学が苦手な皆さんへ】
数学がわかるということは難しいことです。数学は事実の積み重ねでできています。ですから、基本的なことがわからないと、授業についていけなくなります。そうすると、勉強する気力がなくなってしまい、成績不良に陥ってしまいます。
わからないことは、恥ずかしいことや悪いことではありません。理解する時間が人より多少遅くても、しっかりと理解することが何よりも大切なのです。
まずは数学に苦手意識を持っている皆さんは、先生や仲間に相談してみましょう。少し勇気がいることかもしれませんが、自分が変わることができる大事なきっかけになるはずです。最初は大変ですが、ゆっくりと時間をかけ、自分が納得するまで理解できるよう、一緒に数学を勉強していきましょう。継続し、諦めない力があれば、いつか数学がわかるようになり、大きな自信になるはずです。
研究分野
【偏微分方程式論】
偏微分方程式は、様々な自然現象を記述する微分方程式です。水面の波や音波、地震波といった波動現象を記述する偏微分方程式は、波動方程式と呼ばれ、物理・数学的にも重要な方程式です。
実際の現象は非線形方程式で記述されることが多く、私は主に非線形波動方程式を数学的な観点から研究しています。数学的な観点からの研究とは、物理や工学に現れる、変わってしまう可能性がある理論や説明に影響されない、強固な理論構築を行うことです。従って、方程式やそれらを考察する領域を一般化して考えることが要請されます。
私はこのような設定の下での非線形波動方程式に対して、解が任意の時刻で存在する「時間大域解の存在」や、解が任意の時刻で存在しない「解の爆発」といった内容について研究しています。様々な問題を考察することによって、非線形波動現象の本質的な理解を日々追求しています。
論文等については、researchmap をご参照ください。
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「高専間ネットワークによる微分方程式研究会」
偏微分方程式論を研究している高専の研究者らが主体となって、研究ネットワークを形成しています。研究集会の開催を通じて、偏微分方程式論やそれに関わる分野の研究手法を習得し、活発な研究活動を行うことが目的です。
学位
- 博士(理学) (北海道大学)
経歴
- 2019年4月~ 釧路工業高等専門学校 創造工学科 講師
連絡先
- TEL : 0154-57-7415
- E-mail : wakasa@kushiro-ct.ac.jp