2024-06-02
その他
飛行機はどうやって浮いて飛んでいくの?
誰もが飛行機がなぜ浮くのか気になったことがあるのではないでしょうか?
大きなジェット旅客機は荷物や乗客を乗せると350トンにもなりますが、空中に浮くことができます。これは飛行中の飛行機の主翼(しゅよく:つばさのことですね)に揚力という物を持ち上げるような力が発生するためです。
飛行機の主翼の断面は流線型とよばれるとても抵抗の小さい形状になっていて、この翼を少しだけ傾けてあげることにより、飛行時に翼の上面では空気が早く流れ、翼の下面ではゆっくりと流れます。空気や水などの流体は、流れの速くなると圧力は低くなり、流れの遅くなると圧力が高くなる性質があります。そうすると、翼の上面では圧力が低く、下面では高くなることになり、下の面から上の面へ圧力の差によって力が発生することになります。この力によって飛行機は持ち上げられます。ただし、この浮く力揚力はある程度飛行機が速く動かないと十分な力を生み出すことができません。したがって飛行機はゆっくり飛ぶことは難しいのです。ヘリコプターやドローンはプロペラの力で浮き上がっているので、ゆっくり飛んだり静止状態でも浮かんでいられます。