
容器に水を入れて容器の口に紙を乗せて紙をおさえたままひっくり返すと紙が落ちないことが分かりました。水には重さがあるのに不思議です・・・!
まーくん
画像の投稿ありがとうございます。容器には水が満タンに入っていてそれに紙を載せてひっくり返した状態ですね。でも紙は取れず水も落ちてこない…不思議な現象ですね。実は紙は2つの力を受けて容器の口にくっついています。1つは水が持つ表面張力という力です。水はH2Oという水素と酸素の原子からなる分子ですが、これらの分子は互いに手を出し合ってくっつきあう性質を持っています。分子間力といいます。接着剤のような効果を持ちますね。ただし、物と物とが密着(ぴちっとくっつきあっている状態)でないと効果は高まりません。もう一つの力は大気圧です。私たちや周りにある物にには、地球の表面を覆っている空気の重さによって大気圧が常に作用しています。圧力は物に対して直角に作用します。この場合、紙の下側から大気圧が作用して紙を容器の口に押し付けようとします。これら2つの力が紙を容器の口に押し付けていて、容器が逆さになっても水がこぼれてきません。ただし、水の重さがこれら2つの力を合わせた力よりも大きくなると水はこぼれ出てしまいますよ。