cursesライブラリの超てきとー解説

端末制御ライブラリ curses を利用すれば, 文字端末内で動くフルスクリーンアプリを C言語でもお手軽に作成できる.


基本的な curses関数

最低限,これらだけ理解すれば, 大抵のフルスクリーンアプリは作成できるだろう. (完成度を問わなければ...)


カラフルにするための cursesライブラリ関数

端末画面は標準状態では古めかしい白黒表示だが, 現代の端末ではカラー表示も可能となっている. (しかし,カラーの利用は,面倒くさく,わかりづらい...)


よく一緒に利用する他のライブラリ関数

ビデオゲーム的なプログラムの作成にも curses を利用できる. しかし,端末制御以外の処理には,他のライブラリも必要となる.


オンラインマニュアル

全般的な解説は,次のマニュアルページに記載されている.

$ man ncurses
多分,英語だけど... 必要な部分だけ拾い読みすればよいだけなので何とかしよう.

そこには,curses ライブラリに含まれているすべての関数について, 関数名とマニュアルページ名の対応表も記載されている.

...
curses Routine Name    Manual Page Name
___________________________________________
addch                  curs_addch(3X)
addchnstr              curs_addchstr(3X)
...

たとえば,関数 addch() について調べたければ, マニュアル curs_addch を読めばよい.

$ man curs_addch

または,関数によっては素直に, man addch 等でも OK な場合もある.


コンパイル方法

$ cc  ソース.c  -lncurses  -o  プログラム

# または,日本語文字列を利用している場合...

$ cc  ソース.c  -lncursesw  -ltinfo  -o  プログラム

日本語版について,-ltinfo は Ubuntu 等で必要,CentOS 等では不要.


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