各自で設定した開発テーマに沿って, まず,基本プログラムを完成しよう.
そして,基本プログラムが完成したら, その開発プロジェクトの紹介のため, ウェブページを作成し,公開しよう.
自分の開発プロジェクトを他者に紹介するため, ウェブページを作成する.
とりあえず, サンプルプログラムのページの作品例のような シンプルなウェブページを作っておこう. 今後,プログラムの発展と同時進行で, ウェブページの方も充実化して行くこと.
最初は最低限,次のような事項を掲載:
スクリーンショット(実行画面の画像,SS)を作るには,次のようにする:
$ import 画像.png
ウィンドウフレームまでも画像化したい場合:
$ import -frame 画像.png
$ display 画像.png &
$ mkdir -p ~/public_html/game-2015 # ディレクトリを作成 $ chmod a+x ~/public_html/game-2015/ # ディレクトリのアクセス権を設定 $ cp ソース.c 画像.png ~/public_html/game-2015/ # ファイルをコピー
$ cd ~/public_html/game-2015/ # 作業ディレクトリを変更 $ エディタ index.html # ウェブページを編集 $ firefox index.html & # 手元にあるウェブページ(ローカルファイル)を表示 # この方法だと,基本的に,自分のウェブページだけしか見れません. $ chmod a+r * # ディレクトリ内のアクセス権を設定 # これで,他人でも全員(all) が読める(readable) 状態になる.
ウェブページのテンプレート:index.html
注意:
アクセス権の設定は一個のファイルに対して一度だけで充分. (つまり,再編集の後では設定不要.) しかし,新しいファイルをディレクトリに追加した場合には, 当然,そのファイルについて改めて設定する必要がある.
なお,個人設定の状況次第では, アクセス権の設定なしでも公開状態になっている場合もある.
$ firefox http://jusco.infogr.kushiro-ct.ac.jp/home/p13xxxx/game-2015/ & # 公開されているウェブページ(リモートファイル)を表示 # この方法だと,他人のウェブページも見れます.
今後,基本プログラムを元に,機能を拡張し, バージョンアップを続けて行く. このとき,すべてのバージョンのソースファイルを保管しておくこと. そして,ウェブページにも, プロジェクト HP の作成例のように, 開発履歴として掲載しておくこと.
これは,作業途中で問題が発生した場合や方針転換した場合などに, 前のバージョンに戻るだけで,簡単に作業を再開できるようにするためだ.
もちろん,他者が進行状況をチェックするためでもある.
なお,当然,残すのは動くプログラムだけだ. 動かないプログラム(コンパイルできないプログラム)を公開するような 恥ずかしいマネはしないこと.
作業方法としては,ファイル名にバージョン番号を追加すればよいだろう:
$ cp game.c game-0.c
$ cp -r game/ game-0/
これで,game-0.c がバージョン 0 として残しておくべきプログラムとなる. 今後のバージョンアップの作業は, 作業用バージョン game.c だけを対象とすること. 決して,旧バージョン game-0.c の方を変更しないこと.
$ cp game.c game-1.c
これ以降,game-1.c をバージョン 1 として残しておく.
手動で(cp コマンドで)バージョン管理をするのは面倒だし, 間違いを犯してしまう危険性も高い. (残しておくべきバージョンを上書きして消してしまった...orz, 等.) 充分に注意して作業しよう.
(上級者向け)バージョン管理を安全に自動的に実行するためソフトウェアとして, cvs (Concurrent Version System) 等がある. 興味のある者は調べてみるとよい.
基本プログラムが完成した後で, 開発プロジェクトのウェブページを作成・公開し, その URL をレポートせよ.
ウェブページには,必ず, 基本プログラム完成の証拠として, ソースファイルへのリンクと SS の画像も掲載しておくこと.
そして,ブラウザ上での表示内容を確認しておくこと. 例年,リンク切れ等の確認不足のミスが多い. 他人でも正しく閲覧できるかどうか?お隣さん同士などで協力し合おう.
もし,基本プログラムさえも作成できない場合... テーマを変更すべきかもしれない. テーマ変更するなら, 前回の課題(開発構想)も再提出すること.