効果音の使い方

（動作保証なし．サポート対象外．）

「画面だけだとさびしい」と思う人は，効果音を付けてみるとよいだろう． ただし，音声再生のプログラミングは，かなり難しいので，手抜きな方法で... 音声再生コマンド paplay（最近の Linux の場合）と コマンド実行関数 system( ) を利用して， 音声再生関数を定義する．

ゲームの効果音として使えそうな音声ファイルは， Linux の場合 /usr/share/sounds/ 等 のディレクトリにある． また，インターネット上に多数存在する素材配布サイトを利用してもよいだろう．

• 音声再生コマンドの使用例：

$ paplay /usr/share/sounds/freedesktop/stereo/camera-shutter.oga

音が出ない場合，システム環境設定などを確認せよ． また，このページの例と実験室の PC では， サウンドコマンドの名前，サウンドファイルの名前・置き場所， 等が異なるかもしれない．
• 音声再生関数の定義例：

#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
#include <string.h>

/* 音声ファイルの再生 */
void PlaySound(char *file)
{
	static char cmd[256];

	if (strlen(file) > 200) return;	// バッファオーバーフロー防止
	sprintf(cmd, "paplay %s &> /dev/null &", file);
	system(cmd);
}

...

/* PlaySound( ) の利用パターン（tennis.c での利用例） */

#define SND_SHOT "/usr/share/sounds/freedesktop/stereo/goksound2.wav"
#define SND_WALL "/usr/share/sounds/freedesktop/stereo/goksound1.wav"
...
if (...) { ...  PlaySound(SND_SHOT); }	// ラケットで打ち返す場合
if (...) { ...  PlaySound(SND_WALL); }	// 壁で跳ね返る場合

なお， sprintf( ) で音声再生のコマンドラインを作っているが， このコマンドがエラーメッセージを表示したり， 音声再生が終了するまで次の処理に進まなかったりすると困ることになるので， ちょっとした技（バックグラウンド実行と標準エラー出力）を使っている．