道内高専数学フォーラム HKMF2008


協議内容
  1. 新学期に実施した3高専共通1年「実力診断テスト」
    結果について各校の資料にもとづき説明と意見交換を行った。 昨年の議論を踏まえ一部の問題を差し替えたことにより、正答率が良くなったことが確認された。 今回の問題は次年度も継続して使うことが了承された。

  2. 全国「(3年数学)学習到達度試験」について
    旭川では「全国平均より良い」結果であったが、函館と釧路では前回よりも下がったことが報告された。

  3. 昨年から導入した旭川高専の「混合学級」の現状について
    特に指導上の問題はないが、ホームルームを足並みそろえて実施するために苦労しているという報告があった。
    また、釧路では次年度から「混合学級」と「2段階学科選択」の新制度を導入する計画について説明があった。

  4. 共同執筆の参考書「高専基礎数学演習」について
    今年度から使用している現状について各校から報告があった。 ミスが多いことが共通に指摘され、「正誤表」を整備する必要があり、旭川は第1〜3章、函館は4〜5章、釧路は6〜8章をそれぞれ分担してミスを直して行くことになった。 それらを来年2月末までにまとめ、一つの「正誤表」にして学生に配布した上で、現在の原稿をそのまま次年度も使用することで合意した。 版を更新しないことにより、1冊300円程度で製本できそうなので、次年度の新入生には購入させることにした。 さらにその後の改訂については、内容全体のバランスと一貫性を考慮しつつ、単独の執筆者(富永)によってまとめた方が良いということでも合意した。

  5. 旭川では授業で普通高校用の教科書を使用しているので、不足分を補うために、「線形代数」と「微分方程式」のテキストを別に作成中であることが報告された。

  6. その他、カリキュラム、授業進度の状況、シラバスとの関係、到達度と成績評価、補習、など意見交換した。

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