道内高専数学フォーラム HKMF2005
- 2005年8月17日(水)〜19日(金)
- 会場 : 美唄市ユーリン館
- 出席者 6名 (あいうえお順、敬称略)
- 竹花 靖彦 (函館)
- 富永 徳雄 (旭川)
- 中島 正美 (函館)
- 新田 一夫 (函館)
- 林 義実 (釧路)
- 山田 敏清 (旭川)
- 実力診断テストについて、今年度実施した結果を集計資料にもとづき意見交換した。
特に「1年実力診断テスト」については「問題の意図が不明瞭な設問、また、正答率が極端に低い設問と逆に高過ぎる設問を見直すこと」を決めた。
また、次年度について以下のように確認した。
- 1年実力診断テスト・・・3高専が実施。問題の再検討と作成は担当グループが行う。
- 2年実力診断テスト・・・旭川と釧路が実施。問題は旭川が作成する。
- 3年実力診断テスト・・・旭川と釧路が実施。
次年度は「線形代数」に関する問題の扱いに差をつけなくても良いので、全問共通で行う。
問題は釧路が作成する。
- 3年の「標準テスト」は予定通り冬休み明けに実施する。
問題は函館が作成する。
- 使用教科書について意見交換を行った。
現在3高専とも同じ教科書を使っているが、改訂された教科書の内容について様々な意見があった。
学生が理解しやすい授業方法を考える上で「どのような事項をどのように扱うか」は重要であり、具体的な項目について議論した。
それに伴い、次年度の計画をそれぞれ話し合われた。
旭川は「高校の検定教科書を使い、足りない内容はプリントで補うこと」を検討している説明があった。
また、釧路からは「検討はしていないが、教科書の変更があるかもしれない」と発言があった。
函館は「特にない」とのことであった。
- 教科書と併用する「参考書」について議論した。
近年の学力低下と勉強不足により、高専用の数学の教科書を読解できない学生が多く、「参考書」の必要性について意見が一致した。
しかし、高専で使っている教科書に合うものがないため、独自のものを作ることに決まった。
「2007年度から実際に使用すること」を目標とし、以下の基本計画を確認した。
- まず「1年生用の参考書」を作る。
その内容は「基本的な計算について詳しく理解しやすい説明をし、類似問題を豊富に取り上げ、その解答や要点を丁寧に解説すること」とする。
- スタッフは各高専2名(竹花、新田、富永、池田、山崎、旭川からもう1名)とする。
その他(このフォーラム参加者)は協力する。
- 各スタッフはそれぞれ内容を分担して作成する。
- 最初は体裁がまちまちのままでもプリント類を集めたもので使用してみる。
実際に今年度の後期から使用し、学生の反応を見て手直しし、次年度の新学期から使用できる「半完成品」に仕上げる。
さらに次年度の学生の反応を見て修正し、次回のフォーラムまでに「見本」を作る。
- その他、次回のフォーラムについて話し合った。
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