熱・流体工学研究室(熱工学部門)
エネルギーは、私たちの暮らしに必要不可欠なもののひとつですが、利便性や経済性を損なわずに、どのように持続可能な地域社会を築き上げていくかということが重要な課題となっています。
当研究室では、このような環境エネルギー問題の解決に向けて、省エネ・省資源対策や石油代替・再生可能エネルギー適用に関係する研究をおこなっています。
① バイオマスの地域循環活用に向けた研究
道東地域に豊富なバイオマスをエネルギー源や物質資源として循環活用する研究を進めています。
② 災害復旧支援用可搬型発電機の研究開発
災害からの早期復旧支援に役立てるため、可搬型ガスエンジン発電機の排ガス清浄度向上を目指した研究開発を進めています。
③ 北方型住宅向け再生可能エネルギー活用システムに関する研究
寒冷地における住宅の快適性と省エネの両立を目指して、再生可能エネルギーを効果的に活用する研究を進めています。
④ マイクロ波加熱による物体加熱の高効率化
物体の内部加熱、急速加熱および選択的加熱などの特徴を有するマイクロ波加熱の高効率化を図る研究を進めています。
⑤ 多孔質体における乾燥プロセスの最適化手法の開発
多孔質体を構成する無数の空隙に存在する水分をマイクロ波によって蒸発させる乾燥プロセスの最適化研究を進めています。
⑥ 膨潤性粒子層の凍上機構の解明
凍上現象による雪氷災害を克服するため、凍上機構の解明に向けたモデル化研究を進めています。