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はじめに
国立高等専門学校機構では，ダイバーシティ・エクイティ＆インクルージョン （DE&I）行動計画に基づきダイバーシティを推進しています。 この計画は，「独立行政法人国立高等専門学校機構ダイバーシティ・ エクイティ＆インクルージョン （DE&I）推進宣言」（令和６年５月）の理念 をふまえ，特に，性別や国籍等の違いにかかわらず，構成員が尊重され，ともに活躍する社会のために国立高等専門学校機構（以下「機構」とい う。）が中長期的に取り組む重点項目と，第5期中期目標期間の行動計画を明確化するものです。本校でも，その計画に則り，ダイバーシティ推進活動を実現していきます。
ダイバーシティ（多様性）と女性活躍推進について
ダイバーシティ（多様性）とは，組織や集団において，人種，性別，年齢，宗教，文化，価値観など，様々な属性やバックグラウンドを持つ人々が共存し，そ の違いを認め合い，尊重し合う状態を指します。ダイバーシティを進める上で，”最もメジャーなマイノリティ”としての側面を持つ 女性活躍推進が挙げられます。グローバル展開する社会において，日本はジェンダーギャップ指数が2024年の調査で146か国中118位と低位に位置して います。ダイバーシティ（多様性）の実現に向け，女性活躍推進は，ダイバーシティの”イントロダクション”または”試金石”と言われており，多くのところで取り組みがなされています。
平成27年に成立した女性活躍推進法は，女性の社会進出を促進するための施策を定めたものです。この法律は，企業に女性の活躍（女性の登 用，女性 管理職の登用，育児や介護と仕事の両立支援，男女平等な対偶の確保など）を推進し，具体的な取り組みをおこなうことを求めています。