電子工学科に関連する検定・資格としては「ラジオ・音響技能検定(A・R検定)」「ディジタル技術検定」「情報処理技術者」などが挙げられます。

「ディジタル技術検定」
情報化社会において、その核となるコンピュータは、日常の中でもさまざまな形・規模で使用されています。
その応用分野としては、まず第一に情報の処理があげられ、大量の情報を速く処理する能力は、現在の社会では欠かせないものです。一方、制御を目的とした応用も広く行われ、無人化された工場の制御システムから家庭電化製品の制御まで、多くの例が見られます。これらの中で使われている技術の一部は、ディジタル技術としてまとめることができます。
コンピュータに関連した検定試験としては、従来から主に情報の処理に関するものが行われていますが、この検定では、情報処理から制御まで「ディジタル技術」を中心としてまとめられています。それだけに、試験内容は広範囲にわたりますが、2級からはそれぞれの得意な分野に挑戦できるように<情報部門>・<制御部門>に分けて実施されています。

この検定試験の2級情報か2級制御のどちらかに合格すると、第5学年に開講される「メカトロニクス」の単位を修得したものと認定されます。


「ラジオ・音響技能検定」
この検定はエレクトロニクス・オーディオの「知識」「技能」をアナログ技術という観点から総轄して評価する、わが国で唯一の技能検定です。ハイテク時代といわれる今日、エレクトロニクスの技術革新はめざましく、その活用の範囲も広いものとなって来ていますが、技術者や学習者にとってその基本となる知識、技術は、この技術革新に対応していくうえで欠かすことのできない、大切な能力的財産となっています。ラジオ・音響という名称は古いイメージが持たれていますが、アナログ技術は産業の基盤でもあり、必要不可欠な分野です。そのために、企業や技術者からは長年の支持をうけています。学生の皆さんにも積極的に挑戦してほしい検定です。

この検定試験の2級に合格すると、第5学年に開講される「電子機器」の単位を修得したものと認定されます。


「情報処理技術者試験」
この試験は、「情報処理の促進に関する法律」に基づき、経済産業省が情報処理技術者としての「知識・技能」の水準がある程度以上であることを認定している国家試験です。特定の製品やソフトウェアに関する試験ではなく、情報技術の背景として知るべき原理や基礎となる技能について、幅広い知識を総合的に評価しています。 目的としては以下の3つが挙げられています。
(1) 情報処理技術者に目標を示し、刺激を与えることによって、その技術の向上に資すること。
(2) 情報処理技術者として備えるべき能力についての水準を示すことにより、学校教育、職業教育、企業内教育等における教育の水準の確保に資すること。
(3) 情報技術を利用する企業、官庁などが情報処理技術者の採用を行う際に役立つよう客観的な評価の尺度を提供し、これを通じて情報処理技術者の社会的地位の確立を図ること。