「桜木紫乃『氷平線』の世界」の第3回目を開催しました

「桜木紫乃『氷平線』の世界」の第3回目を開催しました

 平成26年11月1日(土)に,釧路市生涯学習センター(まなぼっと)において,釧路高専公開講座「桜木紫乃『氷平線』の世界」の第3回目を開催しました。

 この講座は,本校一般教育科の小田島本有教授を講師に,短編集『氷平線』の中から毎回違う1編の読解を行うものです。第3回目は昭和40年代の釧路が舞台となっている「海に帰る」を取り上げ,講師が挙げる具体的な地名や店名に,12名の受講者からは「知っている」,「懐かしい」など地元ならではの感想が聞かれました。
 また,登場する男女の考え方の違いについて意見を述べ合ったり,類似した場面のある他の文学作品に言及したりと,日本文学についての興味が増す充実した講座となりました。

 なお,本講座は4回実施されることになっており,最終回となる第4回目は「水の棺」を取り上げ,11月29日(土)に開催されます。


小田島教授の話を熱心にメモに取る受講者の様子