「村上春樹 初期三部作の世界」第1回目を開催しました

「村上春樹 初期三部作の世界」第1回目を開催しました

 平成27年9月19日(土)に,釧路市生涯学習センター(まなぼっと)において,釧路高専公開講座「村上春樹 初期三部作の世界」第1回目を開催しました。

 この講座は,本校一般教育科の小田島本有教授を講師に,村上春樹の初期三部作を4回にわたり解説する講座です。第1回目は村上春樹の処女作である「風の歌を聴け」を取り上げ,受講者は8名でした。

 主人公である「僕」の性格や,彼を取り巻く登場人物の心境,本作キーワードの一つと思われる「嘘」等を織り交ぜ,受講者と意見を交換しながらの読解となりました。
 また,本作を執筆するきっかけとなった著者の体験談や,本作の登場人物と実在の近代文学者との間に見られる共通点等といった逸話も紹介され,受講者は関心をもって聞き入っていました。

 なお,本講座は4回実施予定で,第2回目は10月17日(土)に「1973年のピンボール」を取り上げます。


参加者が説明に聞き入る様子