9月から,「マーブルマシン」のバージョンアップとして,しんちゅうワイヤーをハンダ付けしてレールを作っています。9月は直線レールでしたが,10月はカーブレールです。
作り方は直線レールと同じです。ただ一つちがうのはレール用のワイヤーをなめらかに曲げなければならないことです。さらに,内側のレールと外側のレールの曲がりぐあいを変えなければたまはうまくころがりません。
カーブレールにあしをつける
どうやって,ワイヤーをなめらかな2種類の曲がりぐあいにしあげるか? 何と,水性サインペンのキャップの溝にワイヤーをはめこんで曲げると,なめらかに2種類の曲がりワイヤーをつくることができました。みんなは,このくふうに感激してくれました。
さて,たまが速いスピードでカーブに入ると,レールから脱線することもあります。そこで,ガードレールのつけ方も経験してもらいました。
こんなの簡単だよ
これらの作り方がわかれば,あとはアイディア次第でいろいろな楽しいコースを作ることができます。みんな,思ったよりも手なれてきて,うまくレールを作れていたので,これから,どんなマシンができるのか楽しみです。
でも,あせるとついつい熱いはんだにさわって「あちっ!」となってしまいますよ。実は,注意しているはずの先生たちもかるくやけどしていたんです。(がまんしてたけど)みんな,気をつけてくださいね。
ぼくは次のレールも作っているよ
こちらはずいぶん楽しそうですね
後半は「ふりこの振動」の講座でした。
振り子の性質は小学校5年生で習っているようなので,ここでは,長さによってふりこの周期がどう変わるかを考えてもらいました。キーワードは√(ルート)でした。
前回に引き続き,数字の計算の講座にしました。科学法則をもの作りにいかすには,数字を使うことになります。そこのところ,よろしく!
さて,次回はどんな講座になるでしょうか……
A:マシン作りのメモ
B:講座の感想
C:今日の感想(かっこ内の数字は,5=とても楽しかった,4=楽しかった,3=ふつう,2=楽しくなかった,1=まったく楽しくなかった)
小5男子
A:カーブを作るのが難しかった。
B:計算でふりこのおう復回数がわかるのがすごかった。
C:(5) 先月作った直線レールとカーブをつなげて玉をうまくころがせたことが印象に残っている。
小5男子
A:マジックペンで丁度良い曲がり角が作れた!ガードレールでのほじょで確実にいくように
B:平方数とか平方根とかでふりこの往復の計算が出来て面白いと思った。
C:(5) 目玉クリップ,ワニ口クリップ技。ふりこは1mきじゅんだった。
小5女子
A:マジックペンを使えば丸くなる。
B:ふりこという例を使って,法則というものを学ぶことが出来てうれしかったです。
C:(5) レールを作るとき,前回よりはんだ付けが上手く出来てうれしかったです。
小5女子
A:レールを上手く作るコツは,球が脱線しないように,定ぎではかったり,調せつしたりした事です。
B:少しむずかしかった。「平方数」と「平方根」という言葉を学んだ。
C:(4) ふりこの講座で「ふりこのおもりは地球の引力にひっぱられ,真下に落ちようとする」という言葉が印象にのこった。(という言葉がわかった。)
小5女子
A:ペンのでこぼとしたところでワイヤーを曲げると,うまく曲げれる。
B:計算で,往復の回数を求めることができてすごかった。
C:(5) 5年の初めの理科でふりこを習ったけど,今回のふりこの講座でもっと知ることができて,よかった。
小6男子
A:(記載なし)
B:ふりこの長さを半分にしたら10往復の時間を半分になると思っていた。
C:(5) はんだごてがこわくて手がふるえた。直線レールしかできなかった。
中1男子
A:はんだは,少し多めにつける。ピンセットやラジオペンチを活用する。
B:振り子の長さと時間に「√」の関係があるということを知ることができた。
C:(5) レールのカーブを作るとき,ペン(プロッキー)を使えるということが印象に残った。
中1男子
A:U字の部品単体でつける場合,余った部品でさすまた状にし,つけてから,ハンダをとかすとよい。
B:小学校のころにならうことのなかった知らない法則を知ることができ,新しい知識がふえた。
C:(5) ガードレールをつけるのに数十分間かかり,はずれてしまったが,工夫をこらしたらうまくいくようになった。