本校は千葉工業大学(小宮一仁学長)と平成28年1月21日(木)に,学生の受入れや共同研究,研究施設の共同利用など7項目について,包括的な連携に関する協定を締結しました。
まずは,「学生の受入れ」から連携し,本校卒業生を千葉工業大学の3年次への編入生として受入れを実施します。来年度に,編入学試験を実施し,本校校長の推薦があれば,千葉工業大学での授業料の半額支援が受けられる特例制度が設けられます。
千葉工業大学は,昭和17年に旧制大学として創立し,私立工業大学として日本で最も長い歴史を持っています。現在,約10,000名の学生が学び,卒業生の数は80,000人を超えており,工科系の大学としては日本有数の規模を誇ります。また,福島第一原子力発電所における同大学開発の災害対応ロボット「Quince」や超小型衛星プロジェクト「S-CUBE」など,優れた技術力は国内外から注目を集めています。
千葉工業大学の小宮学長は「地方の優秀な学生の確保に力を入れており,今後は道内高専や他地域の高専とも連携協定を締結したい」と述べ,本校の岸校長は「本校で学んだ知識や技術を更に千葉工業大学で発展させ,将来的には研究者として釧路地域に貢献してほしい」と意欲を見せました。
今後は,学生の受入れに加えて,教職員の交流や共同研究,施設の共同利用など幅広く連携を深めていく意向です。
「協定を交わし笑顔で握手する小宮学長(右)と岸校長(左)」