自分のオリジナルマシンを完成すべく,奮闘してくれています。9月の29名の参加以降,10月が24名,11月が21名,12月が24名と,さびしかったのですが,今回は4か月ぶりに29名の参加者でにぎわいました。
このグループは黙々と進んでいるみたい…
ハンダづけを中心とした製作活動をしていますが,ハンダづけは普通の生活の中では経験する機会はあまりありません。そのため,スイスイ作業が進まないものです。そんな中で,今までに自分で気づいてくれたことを見てみましょう。
「ハンダこての先端ではなく横でつける。」
「ハンダをつけるとき,ペンチでワイヤーを持つ。」
「クリップでとめてハンダをつければずれない。」
「ずれてついても,ハンダこてをあてながら,ずらすと直る。」
「少し温めてからハンダをつけるといい。」
「ハンダこては5秒ほどつけてからはなす。」
「つけるものの両方にハンダを少しずつつける。」
左手の指が器用ですね!
クルッ!といくかな?
教えられるのではなく,自分で気づいたということが大事です。何事もコツをつかむには何回も何回もやってみるしかありません。人から同じ事を教わるよりも,自分でつかみとることなのです。コツは,ことば以上に手が覚えています。この経験はハンダづけ以外にも活かして欲しいです。
製作は来月2月を残すのみ。完成も大事ですが,ていねいに作る経験の中に得るものがあります。あせらずがんばりましょう。
暗がりで圧電素子を叩いたらLEDが光った!
最後は恒例の「実験講座」でした。「再生可能エネルギーって何?」というテーマで30分ほどの短い講座を受けました。いろいろな発電方法があることを学びましたが,中でもバイオマス発電と圧電素子による発電に興味を示してくれたようです。圧電素子によるLED点灯実験は,地味な実験でしたが,かなり衝撃を受けたようです。
この中から,未来のエネルギー問題に取り組んでくれる子も出てくれることを期待しています。
次のように整理してあります。
A:製作中のマシンのアピールポイント
B:講座の感想
C:今日の感想((5)とても楽しかった,(4)楽しかった,(3)ふつう,(2)楽しくなかった,(1)まったく楽しくなかった)
小5男子
A:分岐機構からレールをわたってちがうレールにおちるところ。
B:しょう激をあたえて発電する仕組みがあるなんてびっくりした。
C:(5)はんだをつけて,びみょうなちょうせいがむずかしかった。
小5男子
A:高い所から玉がおちてすすむところ。
B:すごくおもしろく,勉強になった。
C: (4)バイオマス発電がしれてよかった。
小5女子
A:カーブと直線を順番に置く。
B:一番最後のが,すごく面白かったです。
C:(5)科学講座が面白かったです。はんだごてで,苦労しました。
小5女子
A:マシンのレールをハート型にする予定です。
B:再生可能エネルギーについては,二酸化たんそなどについて,学びました。ちょっとむずかしかったです。
C:(5)マシンのレール作りが印象に残っています。ハート型にするつもりです。
小5女子
A:シンプルなところがアピールポイント。理そうはクルクルとまわること。
B:日本は再生エネルギーがまだまだ少ないことがわかった。
C:(5)はんだでつけてもつけてもはずれるからもっとがんじょうになるようにしたほうがいい。でも再生エネルギーのことも知ったから楽しかった。
小6男子
A:左側の(正面から見て)レールの部分ガードレールがついてあるところ。
B:エネルギーの種類を知ることができた。
C:(4)ガードレールを作るのがめんどうだったし大変だった。
中1男子
A:玉が,縦に一回転する所。
B:圧電素子を床じゅうに仕込んでおけば,床自体を発電機にできますね。(工事や材料の費用と,圧電素子の発電量にもよりますが…)
C:(5)玉を一回転させるレールができたことが印象に残っています。
中1男子
A:グルグル回るところ。
B:エネルギーの種類や発電の仕方など分かりやすく,太陽光発電や風力発電,水力発電,地熱発電,バイオマス発電など長所,短所があってすごくよかった。バイオマスがとくにすごかった。木質ペレットやメタンガスで発電するところがものすごくおもしろかった。またこういうミニ講義をやってほしい。
C:(5)とくに講義がおもしろかった。
中1男子
A:見本にあった高低差を使った動きをねらって作った。
B:さまざまな発電方法を知ることができた。
C:(4)「ピエゾ素子」を使った発電を知って,そのうち靴にピエゾ素子をつけた発電ができるのではないかと思った。
中2男子
A:タワーにマーブルが入りやすいようにした。落とし穴を2つ作った。
B:再生可能エネルギーのバイオマス発電は本当に再生可能といえるのか気になった。LEDを光らせるためにはじくのは,逆にエネルギーを使っているような気がした。
C:(3)来月にまにあうように,急いでやったこと。