平成30年度ノーステック財団研究開発助成事業(イノベーション創出研究支援事業スタートアップ補助金)に採択されました。

平成30年度ノーステック財団研究開発助成事業(イノベーション創出研究支援事業スタートアップ補助金)に採択されました。

公益財団法人北海道科学技術総合振興センター(ノーステック財団)が、平成30年度「研究開発助成事業」の採択結果を発表しました。

https://www.noastec.jp/web/archive/adoption/details/h30_1.html

 本事業は、北海道の発展的な産学官共同研究や事業化を志向する基礎的・先導的な研究等を推進するもので、本校からは、「イノベーション創出研究支援事業」の「スタートアップ研究助成金」部門に、太陽光利用型と完全人工光型の2つの対照的な植物工場研究施設を対象として、釧路の地域性をベースとしたエネルギー管理システム(FEMS※)の開発に関する提案が採択されました。

※ FEMS:Factory Energy Management System

課題名:植物工場向けエネルギー管理システム(FEMS)要素技術の開発

研究代表者:創造工学科スマートメカニクスコース機械工学分野 教授 川村 淳浩

【概要】

本校では、課題提案解決型の実践的な(PBL※※型)教育に取り組むことを目的として、敷地内に、太陽光利用型植物工場研究施設(栽培室床面積13.5m2)と完全人工光型植物工場研究施設(栽培室床面積12.7m2)を設置しました。これは、情報工学、機械工学、電気工学、電子工学、そして建築学から全分野の学生と教員が参加して、平成31年度から毎年1年間取り組む「複合融合演習」のテーマのひとつです。

ノーステック財団研究開発助成事業では、これら2つの対照的な植物工場研究施設を対象として、植物工場向けエネルギー管理システム(FEMS)の開発に結びつけるため、以下の基幹要素技術開発を目的としています。

(1)栽培環境(温湿度、光、二酸化炭素濃度、養液成分)遠隔計測・制御システム

(2)農作物の生育把握や異常検知の遠隔計測システム

※※ PBL:Project-Based Learning、Problem-Solving-Learning

【参考】

外観(左:完全人工光型、右:太陽利用光型)

遠隔計測制御システムの例

完全人工光型植物工場研究施設内部

太陽光利用型植物工場研究施設内部