放送衛星システム(B-SAT)による特別講演を実施しました

放送衛星システム(B-SAT)による特別講演を実施しました

 令和元年6月13日(木)、4年生の複合融合演習の時間を活用して、株式会社放送衛星システム(略称B-SAT)による特別講演を行い、学生及び教職員約90名が参加しました。

 始めに、井上樹彦代表取締役社長(元日本放送協会理事)から挨拶及びオールジャパン体制で日本のBS放送の基本インフラ事業が運営されている等の概要が説明されました。

 続いて、浜崎浩丈総合企画室長が、「放送衛星の軌道位置と周波数の確保」「放送衛星の製造・打ち上げ・衛星管制・厳密な位置管理」「放送衛星の打ち上げ保険・寿命保険の締結」「利用放送業者との契約」等により、日本のBS放送の約40番組は全て同社を通じ24時間体制で衛星管制し放送されていることを専門的かつ分かりやすく説明されました。

 更に、シリコンバレーで製造されている放送衛星の調達に実際に携わっている2人の若手技術者から、具体的な業務内容や海外での生活について語られました。

 受講した学生からは、「BSがどのように放送されているのか意識したことはなかったが、意外と宇宙は自分の生活に身近なものでとても興味深かった。」「奇数chと偶数chで波が違うこと、衛星は打ち上げまでに時間、お金がかかるだけでなく、打ち上げ後も厳密に管理されていることが分かり、大変なことが多く驚いた。」等の感想が寄せられました。

 また、質疑応答では、学生のみならず教員からも多くの質問があり、大盛況の講演会となりました。