釧路工業高等専門学校の課外活動に係る活動方針

釧路工業高等専門学校の課外活動に係る活動方針

1.課外活動の意義と在り方

(1)課外活動は、学校教育の一環として行われるものであり、スポーツや文化、及び科学等に親しみ、学習意欲の向上や好ましい人間関係の構築、責任感、連帯感の涵養等、本校が目指す全人的技術者の育成に大いに資するものである。

(2)課外活動は主に、それを担う活動組織であるクラブが基本となり、校長が任命するクラブ顧問のもと、学生の自主的・自発的な参加により行われるべきものであり、学生のニーズの多様性にも留意しつつ、学生とクラブ顧問等の双方に過大な負担とならないよう、また、日々の学習活動や職務、ボランティア活動等とバランスを保てるよう適切に配慮されるべきである。そのために、学生とクラブ顧問等の合意形成をもとに、活動量、活動内容、休養日等、無理のない適切な活動計画を立てるものとする。

2.課外活動の休養日の設定等

(1)学期中は、原則として1週につき2日以上の休養日(平日、週末ともに、各1日以上)を設ける。ただし、平日や週末のすべてに大会参加等で活動した場合は、休養日をその週または前後の週の他の日に振り替える。

(2)長期休業中の休養日の設定は、学期中に準じる。また、通常の休養日とは別に、ある程度の休養期間(オフシーズン)を設ける。

(3)1日の活動時間は、長くとも平日で2時間程度、学校の休養日で3時間程度とし、できるだけ短時間に、合理的でかつ効率的・効果的な活動を行う。

(4)定期試験の1週間前から試験終了までは原則活動を禁止する。ただし、試験前1週間における学外団体行事は除く。また、試験期間中であっても、地区予選大会等で上位大会への出場権を得た場合も除く。また、その上位大会、試験前1週間及び試験終了後10日以内の学外団体行事のための練習・準備活動については、学生主事への練習計画書提出によって、学生主事が許可する。

(5)クラブ顧問等は振替休日に課外活動業務を行わないものとする。

3.課外活動の年間計画の策定等

(1)クラブ顧問等は、年間の活動計画(活動日、休養日、及び参加予定大会日程等)並びに毎月の活動計画及び活動実績(活動日時・場所、休養日及び大会参加日等)を作成し、校長に提出する。

(2)校長は、上記の活動計画等を学校のホームページへの掲載等により公表する。また、校長はこれらの活動計画及び活動実績を確認するなどして、各クラブ等の活動が適切に行われているかを把握し、適宜、指導・是正を行う。

(3)クラブ顧問等は、課外活動における学生への指導において、個々の学生の人権に最大限配慮し、体罰は絶対に行わないものとする。

(4)クラブ顧問等は、課外活動の方針や課外活動計画等を学生及び保護者に積極的に開示・説明し、学生のみならず保護者の理解・協力を得るよう努めるものとする。