新入生・在校生および保護者の皆様へ
釧路工業高等専門学校長
小 林 幸 夫
本校の新型コロナウイルス感染症への対策に、ご理解とご協力をいただきありがとうございます。
さて、現在国からの緊急事態宣言(5月6日(水)まで)が発せられておりますが、日本国内での感染拡大が劇的な減少傾向とはなっておらず、宣言の期間延長が検討されている状況です。
そのため、本校では、5月11日(月)の登校開始日について、1ヶ月程度を目処として延期し、遠隔授業の開始等下記のとおり対策を講じることといたしましたのでお知らせいたします。
今後も、状況に応じてさらなる対策を講じることをご承知おきいただき、その対策を本校ホームページにて随時お知らせいたします。
1. 本校の遠隔授業の開始に関するお願い(教務主事)
2. 登校開始日の延期について
3. 遠隔授業の実施について
4. 遠隔授業準備(接続テスト等)について
5. 遠隔授業に関するマナーについて(学生主事)
6. さくら連絡網への登録について
7. 寮に関するお知らせについて(寮務主事)
8. 就職及び進学に関する活動について
9. 授業料免除及び各種奨学金について
10.課外活動について
11.日常生活について
12.新型コロナウイルスに関する電話相談窓口
遠隔授業を始めるにあたっての諸注意
a. インターネットに接続できない場合について
4月17日(金)付の郵送にて依頼しましたように、各ご家庭での教科書の準備と、遠隔授業に用いる各種ツール(Teams、ブラックボード、Moodle)の簡単な接続の手引き、インターネット環境の調査への返答を通じて、遠隔授業開始の準備をお願いしているところです。
現在実施中のインターネット環境に関する調査では、インターネット環境が準備できない場合もあるようです。特にインターネットに接続できない環境のために5月11日(月)以降の遠隔授業を受講できなくても、その授業は始業後に受講できるように準備をします。しかし、始業後は正規の授業が始まりますので、これに加えて、放課後や土日を利用して遠隔授業の未受講分を、例えば、遠隔授業の教材を自主的に学習し、質問等をして理解し、課題を提出するといった、大変な各自の努力でカバーすることが必要になります。
そこで、(その時の釧路の新型コロナウィルスの感染状況にもよりますが)遠隔授業を受講するインターネット環境を確保できない学生が遠隔授業を受講するために、本校の計算機演習室を利用することを予定しています。本校の設備利用を希望する場合は、下記に連絡してください。また、遠隔授業を受講するインターネット環境が無く、遠方の学生で学校に来ることもできない場合は、通信可能な手段を用いて、始業日後の負担を軽減する方法を検討しますので、各自で下記の修学支援係に電話して、(郵送を含めた)連絡手段について相談してください(修学支援係Tel: 0154-57-7222)。
※ 例えば、一週間ごとにその間の遠隔授業の資料を郵送するような対応方法を考えています。
b. 5月11日(月)に開始する遠隔授業の特別時間割について
5月8日(金)までに遠隔授業の時間割を決めて、ホームページに掲載しますので、必ず確認してください。授業の進め方は各科目担当の先生が決めています。場合によっては、時間割で授業をせず、受講者が都合の良いタイミングで授業を受けられるような講義もあります。その場合は、その科目担当教員の指示に従ってください。また、時間割で決められた時間に授業をすることは、学生の皆さんの学習習慣付けと、授業時間設定による授業時間の担保を目的としています。各ご家庭の事情などで、時間割の指定時間に授業が受けられないことも考えられます。その場合は、時間をずらして受講できるように考慮することは可能ですので、各科目担当教員の指示に従ってください。また、時間割には、クラスごとの伝達事項を担任から連絡するために朝のホームルームも設定します。通常時と同じような習慣での学習に臨むよう努力してください。
c. 遠隔授業の開講科目について
遠隔授業では、全ての科目が受講できるわけではありません。実験や実習、演習などを始め遠隔授業に適さない、又は、遠隔授業の開始に準備が間に合わない科目もあります。これらの遠隔授業で対応しない科目は、今後、通常授業に戻った後に設定される年間の予定表の中で授業時間を確保します。
d. 遠隔授業の出欠確認について
各授業の出欠は、各科目担当教員の指示に従ってください。例えば、teamsを利用する授業で、アンケート提出やチャット応答で出席を確認する方法や、ブラックボードでアンケートや課題提出で出席を確認するなどの方法を予定しています。出席確認は各科目の授業ごとに必要ですので、必ず教員の指示通りの応答をしてください。
e. 遠隔授業のシラバスについて
遠隔授業では、通常の対面授業で予定していたシラバスに示されている授業進行や評価方法から変更する場合もあります。その場合は、各科目担当の先生からシラバスの変更点の説明があります。新学期に公開したシラバスは、
(https://syllabus.kosen-k.go.jp/Pages/PublicSchools)のサイトに掲載されています。
f. この件の連絡先について
不明なことがあるようでしたら、平日の日中はいつでも対応可能ですので、電話などの連絡手段で相談してください(修学支援係Tel: 0154-57-7222)。
本校の遠隔授業に関しては、最初は何かと不手際なことも生じるかと思います。随時、軌道に乗せていきたいと考えていますので、授業のやり方など不都合な点等ありましたら連絡いただき改善していくつもりです。是非ご協力ください。
釧路工業高等専門学校 教務主事
松本 和健
5月7日(木)
9:00~10:30 1年生
10:40~12:10 2年生
13:00~14:30 3年生
5月8日(金)
9:00~10:30 4年生
10:40~12:10 5年生・専攻科生
13:00~ 接続がうまくいかなかった学生
また、5月8日(金)はこれと並行して
9:00~ 1年生ガイダンス
13:00~ 原級学生・未修得進級学生ガイダンスも Teams で実施いたします。
なお、5月11日(月)の9:00 から 12:00に各クラスのHRをオンラインで実施予定です。遠隔授業を受講できる状況で、7日(木)と8日(金)の接続テストに参加できなかった場合は、このHRの時間で接続などを確認するようにしてください。
既に本校に先行して遠隔授業を開始した他高専からの情報として、特にTeamsを用いた遠隔授業を妨害する事例が発生しているということです。やっている当人にとってはちょっとした「ふざけ」にすぎないかもしれませんが、教室での授業と違って、教員が直接指導を行いにくく、場合によってはやっている学生を特定することさえ難しい場合も出てきます。授業によっては通常はできない複数クラスの同時展開により、100数十名の学生が一斉に授業を受けている状況も生じます。若干名の心ない学生のいたずらによってそうした授業全体が全く進まなくなる恐れもあります。ネット環境では対面の場合以上に、そこに参加している1人1人のモラルが問われてきます。学生、教職員を問わず、このコロナ禍でただでも多大な不安やいら立ちを抱えている人たちが多いと思われる中で、お互いに相手のことを考えて、他者の迷惑になるような行為はぜひとも慎んでいただきたい。よろしくお願いします。
上記に加えて、遠隔授業で流れた各種情報(文字、音声、画像等)を無断でSNS等にアップロードする行為もやめてください。著作権やプライバシーの問題が生じる可能性があります。
学生諸君1人1人のちょっとした注意や自制心が鍵になります。ご協力をお願いいたします。
釧路工業高等専門学校 学生主事
林 幸利
釧路工業高等専門学校 寮務主事
小杉 淳
【文部科学省】
高等学校等修学支援事業費補助金(家計急変世帯への支援)
対象:本科1~3年生。
保護者の失職、倒産などの家計急変により収入が激減した場合、随時申込ができます。
制度の概要については、「高等学校等家計急変支援金について」(PDF)をご覧ください。
【文部科学省・日本学生支援機構】
高等教育の修学支援新制度における、家計が急変した学生等への支援
対象:本科4・5年生、専攻科生。
失職、破産、事故、病気、死亡等もしくは火災、風水害等の災害等で家計が急変した場合、随時申込ができます。
制度の概要については、日本学生支援機構のウェブサイト「新型コロナウイルス感染症に係る影響を受けて家計が急変した方への支援」をご覧ください。
(https://www.jasso.go.jp/shogakukin/kyufu/kakei_kyuhen/coronavirus.html)
【文部科学省・日本学生支援機構】
高等教育の修学支援新制度(授業料減免+給付型奨学金)
対象:本科4・5年生、専攻科生。
4月から新制度がスタートし、本校では申し込み期限を4月20日(月)までとしていました。今年度は、新型コロナウイルス感染症への対応で受付を延長します。申し込みを希望する方は、6月15日(月)までに学生支援係(TEL 0154-57-7224)へ連絡してください。
制度の概要については、文部科学省のウェブサイト「学びたい気持ちを応援します」をご覧ください。
(https://www.mext.go.jp/kyufu/index.htm)
【日本学生支援機構】
貸与型奨学金(第一種奨学金、第二種奨学金)
対象:(第一種奨学金)全学生。
(第二種奨学金)本科4・5年生、専攻科生。
例年4月に受付をしており、本校では申し込み期限を4月20日(月)までとしていました。今年度は、新型コロナウイルス感染症への対応で受付を延長します。申し込みを希望する方は、6月15日(月)までに学生支援係(TEL 0154-57-7224)へ連絡してください。
制度の概要については、日本学生支援機構のウェブサイト「在学採用」をご覧ください。
(https://www.jasso.go.jp/shogakukin/moshikomi/zaigaku/index.html)
【日本学生支援機構】
貸与型奨学金(緊急採用:第一種奨学金、応急採用:第二種奨学金)
対象:(緊急採用:第一種奨学金)全学生。
(応急採用:第二種奨学金)本科4・5年生、専攻科生。
失職、破産、事故、病気、死亡等もしくは火災、風水害等の災害等で家計が急変した場合、随時申込ができます。
制度の概要については、日本学生支援機構のウェブサイト「緊急採用・応急採用」をご覧ください。
(https://www.jasso.go.jp/shogakukin/moshikomi/kinkyu_okyu/index.html)
【札幌市】
札幌市奨学金(補充採用)
対象:本人または生計維持者が札幌市内に居住していること等。
申し込み期間が延長されています。申し込みを希望される方は、募集要項に従い必要書類をそろえ、5月15日(金)までに本校へお送りください。
制度の概要については、札幌市のウェブサイト「令和2年度札幌市奨学生(補充採用)を募集します」をご覧ください。
(https://www.city.sapporo.jp/kyoiku/top/information/syogakukin.html)
①せっけんによる手洗いや咳エチケットなどの基本的な感染症対策を徹底して下さい。
②本校ホームページに掲載している「健康管理チェック表」を活用して毎日の検温と体調管理に留意して下さい。
③これまでに国内で感染が明らかになった方のうちの8割の方は、他の人に感染させていません。一方で、密閉された空間においては、一人の感染者が複数に感染させた事例が報告されています。集団感染の要因となる「3つの密」を避ける工夫をして下さい。
④「特定警戒都府県」への往来は控えて下さい。就職活動等で往来が必要な場合は、移動日程を担任および学生課に事前に連絡して下さい。なお、帰宅後2週間は自宅に留まり外出を控え、「健康チェック表」を用いて2週間の健康状態の記録を残し、登校時に担任に提出して下さい。
⑤発熱や咳などの風邪症状や味覚嗅覚の異常、強い倦怠感など、体調不良がみられた場合は最寄りの「帰国者・接触者相談センター」に連絡して下さい。
⑥感染症に罹患または濃厚接触者として特定された場合は、担任または学生課まで必ず連絡してください。