釧路高専では、本校教員が、小中学校を訪問し科学等についての実験や講義を行い、児童・生徒に「科学技術の面白さ・大切さ」などを経験・理解してもらい、興味・関心と知的探求心の育成を図ることを目的に、出前授業を実施しています。10月は小学校・中学校、クラブ活動とバラエティに富んだテーマで出前授業を実施しました。
10月1日(火)釧路町立富原小学校クラブ活動(4~6年生)
テーマ 「空間の発見 折り紙建築」
講 師 創造工学科(建築学分野)講師 平澤 宙之
10月15日(火)・10月22日(火)釧路町立富原小学校クラブ活動(4~6年生)
テーマ 「Scratchで2輪走行ロボットを走らせよう」
講 師 創造工学科(情報工学分野)助教 秋川 元宏
創造工学科(電気工学分野)講師 谷 尭尚
創造工学科(一般教育部門)特任教授 浦家 淳博
Scratchで2輪走行ロボットを走らせよう
10月17日(木)別海町立上西春別中学校(3年生)
テーマ 「よくわかる再生可能エネルギーの話(風力発電機をつくろう)」
講 師 創造工学科(機械工学分野)准教授 渡邊 聖司
10月25日(金)中標津町立中標津中学校(1年生)
テーマ 「建物の強度 ~形状の違いによる比較~」
講 師 創造工学科(建築学分野)教授 鈴木 邦康
10月30日(水)中標津町立中標津中学校(3年生)
テーマ 「よくわかる再生可能エネルギーの話(風力発電機を
つくろう)」
講 師 創造工学科(機械工学分野)准教授 渡邊 聖司
創造工学科(機械工学分野)准教授 赤堀 匡俊
「よくわかる再生可能エネルギーの話」から
手作りの風力発電機を発電させている様子
10月30日(水)更別村立更別中央中学校(1年生)
テーマ 「流体を科学する―渦の実験観察―」
講 師 創造工学科(機械工学分野)教授 小杉 淳
教育研究支援センター技術専門職員 樋上 磨
「流体を科学する」空気砲の実験
実施校からのアンケートでは、
「正面から見ると何かわからないが組み立てると形ができておどろいた」(空間の発見 折り紙建築)
「プログラム、プログラミングでこんなにいろいろなことができるとわかったこと」
(Scratchで2輪走行ロボットを走らせよう)
Scratchで2輪走行ロボットを走らせよう
発電にも様々な種類があり、効率などの違いもあり、エネルギー問題についてくわしく知れた事」
「今回作った風力発電機であの大きさのLEDしかつくれないんだとわかって普段使っている分をつくるのは大変だと思いました」
「ペットボトルで発電したこと」(よくわかる再生可能エネルギーの話(風力発電機をつくろう))
「同じ紙でも折り方や枚数などでたえる強さがかわることにおどろきました」
折り方で重みに耐える力が変わる」(建物の強度 ~形状の違いによる比較~)
「渦を切って断面を見たこと」
「光があらゆる方法で姿を変えながらどこまでも流れていくこと」(流体を科学する ~渦の実験観察~)
渦の観察
といった感想の他、出前授業を実施された学校の先生達からも
「「渦」のでき方の実験・演示は楽しんでいた」
「理科の苦手な生徒も楽しそうに勉強していた」
「自分でLEDを光らせるという体験はなかなかできないので生徒が楽しそうに参加していた」
「発電(エネルギー)系は高専の専門的な話が聞けるのでありがたいです」
という声も寄せられました。