アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト2011 ROBO×BOWL 全国大会が、11月20日(日)、地区大会を終え全国大会への切符を手にした25チームが参加して、約4500名の観客が見守る中、東京の国技館で行われました。
今年の競技課題は「ロボ・ボウル」。3名の選手と2足歩行のオフェンスロボット1台、移動方法を問わないディフェンスロボット1台が1チームとなり、2チーム対戦方式で行われました。
ルールは、2チームが攻守を交代して制限時間1分30秒以内に選手からのラグビーボールをパスでオフェンスロボットが指定されたエリアで受け取り、受け取ったボールを、エンドゾーンにいる味方のレシーバー選手へタッチダウンパスをして成功するタイムを争います。相手のディフェンスロボットが、ディフェンスゾーンで敵のタッチダウンパスを防ぎます。
釧路高専は、北海道地区大会の覇者として1回戦第8試合に茨城高専と対戦しました。 先攻の釧路高専は、選手からのパスを2球受け取り、レシーバー選手へ2球とも放ちましたが、茨城高専のディフェンスロボットに視界を遮られ、レシーバー選手がボールにタッチするも捕球できず転倒。オフェンスロボットがスタート位置に戻り再発射の調整中にタイムアップとなりました。後攻の茨城高専は、ラグビーボールのパスを2球受け取り1球目を放ちました。レシーバー選手は、捕球はできませんでしたが、ボールタッチの判定。その後、釧路高専のディフェンスロボットが茨城高専のオフェンスロボットに体当たりを行い2球目の発射を防ぎ、タイムアップとなりました。
両校とも1分30秒の制限時間内にタッチダウンパスが成功せず、審判による協議の結果、茨城高専のボールタッチが優位と判定され、惜しくも釧路高専は1回戦敗退となりました。
釧路高専チームは、全国大会での各高専のアイデア・実力にとても良い刺激と影響を受け、来年も全国大会へ出場するための新たな決意をして国技館を後にしました。
なお、優勝は仙台高専名取キャンパスチーム、準優勝は福島高専と東北勢が上位を独占しました。
開会式の様子
オフェンスロボットが再度ボールを放つため、発射装置の調整中(写真向かって右下)