9月(9/6) セカンドシーズン開始

9月(9/6) セカンドシーズン開始

 8月には「マーブルマシン」の発表会で,一区切りしました。9月は,まずマシンを解体して土台板の上をさら地にもどして……新たなマシンに進化させるセカンドシーズンのスタートです。

 今までは,スチレンボードと木材を使ってマーブルマシンのレールを作ってきましたが,これからはレールを,しんちゅうワイヤーをハンダ付けして作っていきます。


ハンダ付け。やけどしないように!

 ハンダ付けは電気回路を作るのにはよく使いますが,ものを組み立てるのに使うことは知らないかも知れません。けれども,これを大がかりにしたのが溶接技術になります。ですから,大型の建造物や乗り物をつくる基本でもあるのです。

 前回練習したハンダ付けのやり方で,まずは「直線レール」の製作です。左右のしんちゅうワイヤーをつなげる部品をハンダ付けするのがむずかしそうでしたが,何とか多くの子が時間内に完成させてくれました。できあがりはとても小さなものですが,それでも丈夫で長持ち!手作りのオブジェとしてもかわいいものになりました。


いとおしい,わがレール

 9月からは,活動の後半は特別講座になります。
 今回は「定規で計算できるか?」ということで,計算尺というものを紹介しました。映画「風立ちぬ」で出てきたのですね。思い出して感激してくれた子もいました。実は,この講座で「対数」ということばだけでも,頭のかたすみにいすわってくれたら,うれしいです。

 実は,その講座の前に,トランプで計算ゲーム「24」をやってもらいました。みんな計算を楽しんでくれたようです。

※ トランプゲーム「24」…場にある4枚のカードの数字を全て1度だけ使って,四則計算を工夫して24を作るゲーム。今後,エンジュニアクラブ会員によって広まるかもしれないゲーム。


よっしゃ,勝った!(ゲーム「24」にて)


細長い紙を定規に見立てて計算

 10月のレール作りはカーブレールです。そして,どんな講座が待ってるかな?

9月の感想(抜粋)

A:マシン作りのメモ
B:講座の感想
C:今日の感想(かっこ内の数字は,5=とても楽しかった,4=楽しかった,3=ふつう,2=楽しくなかった,1=まったく楽しくなかった)

小5男子
A:はんだごては,さきっぽにつけるのではなくよこにつける。
B:じょうぎで計算する方法なんてしらなかった。今度じょうぎで計算してみたい。
C:(5) はんだごてでワイヤーをつけること。

小5男子
A:むずかしかった。はんだづけをする時あんまりはんだごてをつけすぎるとつかなくなる。
B:おもしろかった。
C:(5)やけどした。でもたのしかった。

小5男子
A:進行方向を少しずつ広げていったら,その方向に進む。
B:+―はフツーの定規で思いつきそうだったけど,×÷の発想はすごいと思った。
C:(5) トランプゲーム,計算尺,スチレンボード時代は出入りしなかったのに初めて出入りするようになった。

小5女子
A:たかさをまちがえたらあなに切れはしをうめるといい。
B:じょうぎで計算できるのはすごいと思った。
C:(5) 「ね」を家でやってみたい。+―×÷をすれば24になるから楽しかった。

小6男子
A:ハンダコテの使い方をすっかりわすれていましたが先生の指導のおかげで思い出せました。
B:いや?「風立ちぬ」で見た計算尺を見てこうふんしましたね。それにしても興味深かったです。
C:(5)

中1男子
A:ハンダがとれやすくて大変だった。またワイヤーをまげることも大変だった。どのくらいあたためるかが重要。
B:対数めもりを開発した人はすごいと思った。定規(めもり)で計算がいろいろできることを初めて知った。
C:(5) ワイヤーのレール作りが大変だったけれど楽しかった。トランプで「24」をつくる遊びは家でもやってみたい。

中1男子
A:はんだ付けが前よりうまくなったし,入り口にもすっぽり入ってきもちよかった。
B:ケプラーさんが面白ーい!計算尺ってものすごくすごかった。
C:(5) はんだ付けや講座など今日は勉強になることばかりだった。

中1男子
A:しんちゅうが赤く酸化したりはんだが取れたりしたが,なんとかうまくレールをつくることができた。
B:定規で計算ってどうやるんだ?と思っていたけれど,きいてみたらへぇーと思った。
C:(5) トランプの計算ゲームもしてとても楽しかった。