2月(2/7) 最終製作

2月(2/7) 最終製作

 泣いても笑っても,今回は自分のマーブルマシンを完成にもちこんでもらう回でした。前回の作業は1月24日でしたから,あれから2週間しか経っていません。そのため,前のことを覚えていて,みんなサクサクと作っていたようです。感想にもあるように,それぞれに作りたかったマシンを大幅に設計変更して完成を目指してくれました。

 なんとか完成させようと,お母さんの見守り,お父さんの手伝いも,いつもより多かったのではないでしょうか。これも親子のコミュニケーションということで,ほほえましいものでした。


リラックスした作業姿勢で,完成間近?


あそこにもここにも,心配そうなお父さんお母さん

 ふり返ってみれば,1年もの間,1枚の板の上でマシンと格闘してきたんですね。そうなんです。ものを作るというのは,簡単なことではないんです。

 でも,簡単ではないもの作りをしてきたことで,手や頭の使い方を知らず知らずに鍛えてくれたのではないかとも思います。そして,自分のマシンをかわいいと感じてくれているのではないかとも思っています。

 来月は,マシンの発表会兼修了会です。倉庫で1ヵ月間眠りについているマシンが,うまく動いてくれますように!

       *       *       *

 ものしり講座も最後となりました。「自分のまわりの環境を測る」というテーマで,快適な建物を作るために,光,熱,音などをどのように調べていくのかということを学びました。


質問に手を挙げているのではありません。
熱の画像に映りたいんです。

 光も熱も音も,学校では学んでいても,専門の測定器はあまり見たことがなかったと思います。中でも,赤外線カメラという熱を画像にする装置には興味津々。熱の画像の中で,窓のアルミサッシがとても冷たいことが示されていました。そして,「アルミはガラスの200倍も熱を通しやすい」という説明にみんなビックリポンでした。

 みんなでしゃがみながら机の上の明るさを測ったら,教室の中の「明るさグラフ」ができあがったのも新鮮だったようです。


この机の上の明るさは何ルクス?

2月の感想(抜粋)

次のように整理してあります。

A:マシンの名称
B:どんなマシンを作ろうとしたか。
C:マシンの完成度。
D:マシン製作で成長したと思う点。
E:科学講座の感想
F:今日の感想((5)とても楽しかった,(4)楽しかった,(3)ふつう,(2)楽しくなかった)

小5男子
A:「スピードマシン!」
B:安定していて,ぜったいにボールがだっせんしないマシン
C:90%:なぜなら,分岐から左はうまく安定していったけど,右は安定していなくてボールがだっせんしたから。
D:はんだをうまくつけることと,ペンチではりがねをまげること。
E:勉強するとき300lxということがわかった。学校の教室でもはかってみたい。
F:(5)左がかんせいしたこと。ボールをおとすものをつくれたこと。

小5男子
A:「50%以上」
B:すごいの(笑)
C:70%ぐらい:よていがない中で50%いじょうかんせいしたから。
D:はんだのぎじゅつ。
E:おもしろかった。たくさんぎもんがうまれた。
F:(5)とても進んだ。いつも,これぐらいがんばればよかった。

小5男子
A:「しさく品1号」
B:スイスイいってキレイに動くマシン
C:48%:半分しかできなかったし,まだもう少しつなげないといけないから。
D:少し器用になった。
E:すごくおもしろかった。光などの事はそんなに知らなかったので知れてよかった。
F:(5)カーブでつないだりしてスイスイいけたところ。

小5女子
A:「マーブル・ハートマシン(ラブ・マシン)」
B:安定したマシン。レールが個性的なマシン。
C:50%:安定したけど,レールが半分できなかったから。
D:いろいろな事にちょうせんしてみる事です。
E:いろんな単位を覚えました。Lx(ルクス)などを学びました。私の席が一番暗かったです。
F:(5)最後の時に,はんだ付けがうまくいかなかった事です。科学講座がおもしろく学べました。

小6男子
A:「ぐんぐんマーブルマシン」
B:ぐるぐる回転するマシン
C:78%:理由は,と中でこわれたり,うまく走れなくなったりして,変こうしたりしたから。
D:あきらめずにこわれたりしたレールをほかのだいようのものをとりつけたりしたこと。
E:アルミニウムはガラスの200倍で(熱伝導率が)大きいことがすごかった。
F:(5)マーブルマシンのほぼが完成したこと。

小6男子
A:「カクカク・くねくねマシン」
B:レールがくねくねしていたり,曲り道が多いマシン。
C:20%:レールが半分くらいしか出来なかったのもあるけど,最後にいろいろ変えなければいけなかったから。
D:アイデアのはばが広がった。
E:教室の窓が冷たいのがわかった。明るくするためには照明が必要だと分かった。
F:(3)全て完成できなかったこと。

中1男子
A:「リアルラック値のためされるマシン」
B:もう少ししかけのあるマシンにしたかった。
C:82%:完璧にできたわけではなく,確率で成功しない時もあるのでこれくらいだと思う。
D:はんだのつけ方。
E:自分の身の周りについてよくわかったのでよかった。他にも色々な所をはかってみたかった。
F:(5)いきおいがつきすぎてなかなかうまくいかなく,微調整が大変だったこと。

中1男子
A:「心ちゅう製の山」
B:高低差を使い,ダイナミックに動くマシン。
C:40%:2回も休んでしまったので。
D:はんだごてがうまくなった。ホットボンドをうまく使えるようになった。
E:光,音については学校でも勉強したが,学校ではおそわらなかったことも習った。
F:(5)長い間エンジュニアクラブに通ってきたが,それも来月で終わりと思うと悲しくなってくる。

中1男子
A:「パーソナルマシン」
B:シンプルでも,自分だけのマシン。
C:90%:理由:自分として,満足いくようなマシンになったから。
D:ものづくりの根気が成長した。
E:ふだんふれないようなところまで深く,学んだ。
F:(5)マシンが完成したこと。

中2男子
A:「半コースマシン」
B:安定して,動くマシン。
C:50%:2つのコースの1つしか作ることができなかったから。
D:はんだのつけるスピードの向上。上手くいかないときに,イライラしづらくなった
E:熱を計測するにも,いろいろな機械があることがわかった。結露をなくせるまども作れるのではないか?
F:(4)一応,コースの中を1周するようになったこと。