本校学生が教育システム情報学会北海道支部学生研究発表会で優秀賞他を受賞しました

本校学生が教育システム情報学会北海道支部学生研究発表会で優秀賞他を受賞しました

 2022年3月3日(木)に行われた、教育システム情報学会(JSiSE) 北海道地区学生研究発表会において、電気工学分野第5学年の大津千莉さんが優秀発表賞を受賞しました。また情報工学分野第5学年の篠田裕人さんも全国大会招待講演学生部門の北海道地区代表候補として選出されました。

 この賞は2016年度から本校の学生が6年連続で受賞しており、電気工学分野千田研究室の学生としては5人目、情報工学分野土江田研究室の学生としては2人目となります。

 千田研究室の大津さんは、「UMLに基づいたビジュアルプログラミング型機器制御教材の開発」という題目で、プログラミング教育においてグループ学習で学ぶことができる新しい教材を提案しました。この教材は、システムの動作をわかりやすく記号化する規格であるUMLを基にしたビジュアルブロックと、そのブロックから機器を直接制御できる身近な産業機器で構成されています。本システムによりプログラミングが苦手な初学者でも、グループで相談しながら簡単に計測・制御の原理が学ぶことができる構成になっています。

 土江田研究室の篠田さんは、「顔方向から気持ちを表す動作の判定」との題目で、顔の特徴点から取得した顔の向きを使って、肯定や共感を表す「うなずく」動作と、否定や共感をしていないことを表す「首を傾げる」動作を判断するシステムの開発を行いました。顔の傾きなどには個人差があるため、自動で調整する機能も付けています。オンライン会議や授業の際に、理解度や気持ちを相手の動作により確認ができるシステムへ応用したいと考えて開発しました。

 お二人は本校を卒業後、各大学へ進学し、篠田さんは、2022年8月24日(水)~8月26日(金)に、新潟工科大学で開催予定の全国大会でこの研究について発表する予定となっています。


左から土江田准教授、篠田さん、大津さん、千田准教授
※撮影のために一時的にマスクを外しています。