北海道4高専(釧路・旭川・函館・苫小牧)は、協同して1~3年生向けの新科目「北海道半導体みらい論」の開講式と第1回授業を令和6年6月24日(月)に実施しました。
この科目は1~3年生(低学年)のはやい段階から幅広い視点で半導体とその産業への理解を深めることを目的として北海道地区4高専半導体人材育成連携推進室が中心となり開設しました。
4高専から機械系、電気・電子系、情報・制御系、化学系、土木および建築の社会基盤系教員がそれぞれ授業を担当し半導体との関わりを講義することで、半導体産業の裾野の広さを学ぶとともに、電気・電子系以外の学生にも将来の進路選択に役立つ構成としています。
全15回の授業のなかでは、産業界や経済産業省北海道経済産業局にも協力いただき、産官学連携で「北海道のみらい」を創る学生を育成します。この科目を通じて「半導体を創る」人材にとどまらず、「半導体を使って」新しい価値を生み出し、社会の発展に寄与する“人財”の育成に取り組んでいきます。 釧路高専では、4高専最多の133名が履修登録しています。開講式は4高専をオンライン接続し、集合とのハイブリット形式で行われ、盛況のうちに終了しました。学生からは「半導体産業の歴史や、利用分野の広さがわかった」、「今後の授業でもっと詳しく学べるのが楽しみ」という声がきかれました。第2回以降は学生各自で動画を視聴するオンデマンド形式で授業が実施されます。
【報道について】
釧路高専で実施した北海道半導体みらい論については、以下の新聞にて報道されました。
・6月25日(火)北海道新聞 15面掲載
・6月25日(火)釧路新聞 11面掲載
※その他、複数のネットメディアでも報道されています。
開講式の様子①
開講式の様子②
講義の様子
シリコンウエハー見学の様子