第4回高専GIRLS SDGs ✕ Technology Contestへ釧路高専からは4件の研究テーマをエントリーしました

第4回高専GIRLS SDGs ✕ Technology Contestへ釧路高専からは4件の研究テーマをエントリーしました

高専GIRLS SDGs ✕ Technology Contes(GCON2025)は、参加学生がSDGsの理念を理解し、日頃行っている研究や学習がSDGsの観点から社会課題に対してどのように貢献できるかを考えることにより、未来の研究者・技術者としてより成長することを目的とした大会です。参加の条件は、全国の国公立高等専門学校の本科・専攻科に在籍する 女子学生中心の2〜5名の学生チームです。本校からは、卒業研究や日頃の学校生活での活動をまとめた4件をエントリーしました。

エントリーテーマ名
ソーラーパネルの下にオアシスを
農林×昆虫×テクノロジー=地域循環共生圏
余熱を力に!ゼーベック効果で拓く未来発電
地域資源を活用した酪農の産業構造転換 ~釧路における「蔵熟チーズ」ブランド化の試み~

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研究テーマ名:ソーラーパネルの下にオアシスを

研究代表者:建設・生産システム工学専攻第1学年 野村 日菜子
共同研究者:建設・生産システム工学専攻第1学年 松田 桜
専攻科 建設・生産システム工学専攻第1学年 山崎 至恩
SDGs目標:
目標11 都市を包摂的、安全、レジリエントかつ持続可能にする
目標13 気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る
目標15 森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、土地劣化の阻止および逆転、なら びに生物多様性損失の阻止を図る

研究概要:
釧路湿原でソーラーパネルが急増しており、景観や生態系への影響が懸念されている。そこで、パネル下に給水所を設置し、動物たちの避暑地として活用することを提案する。温暖化で動物の夏の暮らしは厳しさを増している。この仕組みによりパネルは動物観察の場として新たな価値を持ち、小さなサファリパークのような役割を果たす可能性がある。

研究内容説明図(pdf)

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研究テーマ名:農林×昆虫×テクノロジー=地域循環共生圏

研究代表者:電子工学分野第4学年 三瓶 瑞希
共同研究者:建築学分野第4学年 歌代 葉月
電子工学分野第4学年 大左古 実和
情報工学分野第4学年 池田 愛菜
機械工学分野第4学年 永井 達也
SDGs目標:
目標15 森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、土地劣化の阻止および逆転、なら びに生物多様性損失の阻止を図る
目標12 持続可能な消費と生産のパターンを確保する
目標13 気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る
目標9 レジリエントなインフラを整備し、持続可能な産業化を推進するとともに、 イノベーションの拡大を図る

研究概要:
北海道の主要農作物である小豆の収穫残渣をクワガタムシの幼虫の餌として活用することで、地域循環共生圏構築の可能性を探ります。これまでの実験で、しっかりと摂食することを確認済みです。更に、幼虫の摂食行動を可視化して行動範囲や摂食量・時間の定量解析を試みる画像評価システムを自作して、餌としての有効性を技術的に裏付けます。生態系の保護と廃棄物の資源化をつなげ、SDGsの目標15・12に貢献できる地域循環型の取り組みです。

研究内容説明図(pdf)

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研究テーマ名:余熱を力に!ゼーベック効果で拓く未来発電

研究代表者:電子工学分野第5学年 荒井 佑名
共同研究者:建築学分野第5学年 森 美結
SDGs目標:
目標7 手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保する
目標9 レジリエントなインフラを整備し、持続可能な産業化を推進するとともに、 イノベーションの拡大を図る
目標11 都市を包摂的、安全、レジリエントかつ持続可能にする
目標12 持続可能な消費と生産のパターンを確保する
目標13 気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る

研究概要:
北海道の冬季における外気と室内の大きな温度差や、積雪で機能が低下するソーラーパネルの課題に着目。ゼーベック効果を活用し、家具や柱に発電素子を組み込むことで、日常の温度差から安定した電力を生成する技術を提案する。これにより、未利用の熱エネルギーを有効活用し、省エネや快適な住環境を実現。特に在宅ワークや子育てを支える女性の生活質向上や、災害時の非常電源としての役割も期待できる。

研究内容説明図(pdf)

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研究テーマ名:地域資源を活用した酪農の産業構造転換 ~釧路における「蔵熟チーズ」ブランド化の試み~

研究代表者:電気工学分野第4学年 井上 ちなつ
共同研究者:建築学分野第4学年 植竹 文花
電気工学分野第4学年 澤邉 葵
SDGs目標:
目標12 持続可能な消費と生産のパターンを確保する
目標9 レジリエントなインフラを整備し、持続可能な産業化を推進するとともに、 イノベーションの拡大を図る

研究概要:
釧路の気候条件や自然エネルギーを含む豊富な地域資源を生かし、日本の伝統的な建築物である土蔵で熟成を行う「蔵熟チーズ」を地域ブランドとして打ち出す。この取り組みによって、チーズの国内需要を満たすと同時に、釧路の酪農業の抱える課題である「産業高度化」と「付加価値の向上」の解決を目指す。

研究内容説明図(pdf)