9月5日に、釧路高専で定期的に開催している学内の研究者による研究発表会を開催しました。
講演題目:集団用リハビリ教材における訓練活性化のための支援インターフェースの開発
発表者:千田 和範
グループ対象のリハビリや機能維持訓練では,他者の役に立つ行動等を通して達成感や満足感を獲得することが訓練を活性化しその継続に繋がります.そのためグループ対象の訓練では個人主体の訓練に比べ高い訓練効果が得られることが知られています.その一方で,障害の状況により訓練教材を使用できない場合や,訓練教材が合わず失敗などを繰り返し達成感が著しく損なわれる問題がありました.加えて,個人用のリハビリ教材に比べその種類が圧倒的に少ないこともこの問題に影響を与えています.
本研究では,グループ用のリハビリ訓練教材において,障害の状況に左右されずに使用できると同時に,訓練時の動機づけを向上させることで訓練を活性化する支援インターフェースの開発に取り組んでいます.その上で,開発してきたグループ用反射神経リハビリ訓練教材に適用し,支援インターフェースの効果を検証することを目的としています.
今後の研究発表会も随時こちらに掲載いたします。
一般の方も参加できますので、聴講を希望される方はご連絡ください.
釧路工業高等専門学校 総務課研究協力室
研究発表会の様子