9月19日に、釧路高専で定期的に開催している学内の研究者による研究発表会を開催しました。
講演題目:安全・安心な建物を目指して?地震・津波・雪?
発表者:草苅敏夫
研究内容は,地震・津波・雪の3つのテーマからなる。最初の地震に関しては,木造住宅を対象に,床剛性を増大させることにより耐震性を向上させる研究であり,考案した4体の試験体の実験結果を概観するとともに,現在行っているT型断面梁を用いた床組の今後の発展性について述べた。2番目の津波に関しては,津波が住宅やビルディングに作用した時に,どのような応力が骨組に生じ,それに対してどのように設計を行っていくかを研究するものであり,2階建ての木造住宅とRC建物を想定し,津波荷重を作用させた場合について検討を行っている。3番目の雪に関しては,2012年冬期における雪による建物被害を分析し,今後の雪による建物被害を防止するための方策について検討を行っていくものであり,私が委員長をつとめる,日本建築学会北海道支部雪害調査委員会の活動の一環である。
今後の研究発表会も随時こちらに掲載いたします。
一般の方も参加できますので、聴講を希望される方はご連絡ください.
釧路工業高等専門学校 総務課研究協力室
研究発表会の様子