この滞在記は、本校から派遣した2名の専攻科学生が2012年8月末に渡欧し、本格的な留学生生活を開始した9月からの3ヵ月間の留学体験をとおして色々感じたフィンランドでの生活、学校生活などを語って頂く滞在記です。
今週金曜日のEnglish foundation course の講義で,「日本のスポーツ」について発表しました。日本のスポーツということで剣道,相撲,弓道の3つについて少しでも紹介できたらいいなと考えていました。今回のプレゼンテーションは「話す」だけでは上手くいかないということがわかっていたので,“見せる”と“楽しさ”に重点を置きました。“見せる”という点では剣道の礼法,弓道の真似事を,“楽しさ”という点ではジョークを入れ,少しでも退屈なプレゼンテーションにならないよう努力しました。初めての英語プレゼンテーションで不安なことばかりでしたが,何とか日本の伝統を伝えることができたかなと感 じています。ボディランゲージとアニメーション,そしてジョーク。これらをうまく組み合わせることによって,“見せる”こと,“楽しさ”を感じてもらうことができたと感じます。
プレゼンテーション発表の終了後,クラスメイトのみんなから「ここを直すといい,ここはとても良かった」と個人的に言っていただき,とても嬉しく感じました。また,ルームメイトがご飯を作ってくれるなど,いろいろな交流があり,日々感謝しながら過ごしています。
ルームメイトが作ってくれたパンケーキ。
Finnish の講義では簡単な小テストを受けました。19点満点中18.5点を取ることができました。少しでもフィンランド語を話せるように勉強を続けたいと考えています。まだ,英語がうまく喋れず苦労していますが,最近は間違いを恐れなくなりました。どれだけ間違えても,めげずにチャレンジしたいと思います。
来週は秋休みのため講義はありません。10月15日から18日までラップランド地方のロヴァニエミに滞在する予定です。Finnishの講義においてサンタクロースに関するプレゼンテーションを行う予定なので,実際にサンタクロース村を訪問しようと考えています。
落ち葉が増えてきました。トゥルクの紅葉も見頃です。最近は冷え込む日が多いので体調管理に気をつけたいと思います。
落ち葉が増えてきました
天気がだんだんと悪くなり, 温度も低くなって来ています。
Finnishの講義では, 値段の聞き方と答え方,買い物で取り扱う品物について学びました。フィンランド語は, 話す内容がだんだんと複雑で多くのパターンを使うようになってきており, 予習や復習の時間を増やして行かないと授業について行けなくなるのでしっかりと勉強の時間を増やす必要があると感じています。
金曜日のEnglishの講義では,長期休業で何をする予定かを発表する英語のプレゼンを聞き,意見の交流を行いました。英語でのプレゼンテーションは原稿を直接読むことが推奨されていないため, 話しやすいプレゼン作りや練習が必要であると感じました。
来週はロヴァニエミまで北上し, 観光を行う予定です。 トゥルクと比較して気温が相当低いため, 十分な準備を行ってから望みたいところ。日本からの郵便が届いていたのでposti(郵便局)へ受け取りにいき,マフラーを購入しました。
(注釈:留学中は《自分の国のこと》を話す機会が増えますね。是非ともこの機会に生まれ育った地域の魅力を再発見し,郷土の話題を世界の人たちへと発信してくれれば嬉しく思います。ロヴァニエミといえばサンタさんの事務所があるほか,北極圏の入口にあってオーロラ観光の拠点としても有名なところですね。フィンランドの土産話を持ち帰ってくれるのを楽しみに待っています!)