この滞在記は、本校から派遣した2名の専攻科学生が2012年8月末に渡欧し、本格的な留学生生活を開始した9月からの3か月間の留学体験とおして色々感じたフィンランドでの生活、学校生活などを語って頂く滞在記です。
今週の Finnish の講義では,時間の表現方法と Partitive case を学びました。フィンランド語での時間の表現方法は多彩で,最初は英語よりも難しく感じました。しかし,今ではもうフィンランド語の数字を理解することができるので,楽しく学んでいます。フィンランド語での Partitive case を大雑把に説明すると,数字のあとにくる名詞や不可算名詞などに -a/-a/-ta/-ta を付加するというものです。例えば,フィンランド語でコーヒーは kahvi,数字の 3 は kolme なのですが,これを組み合わせて 3 杯のコーヒーと表現したい場合 kolme kahvia となります。
プロジェクトについては,プロジェクトの最終レポートを必死で書いていました。CCNA のオンライン資料を見ながら,情報工学に関する技術者が必要とされる基礎的なコンピュータネットワーク技術についてまとめています。CCNA のオンライン資料を閲覧することができることもネットワーク技術の発展のおかげだと改めて感じました。また,意外と忘れていることが多いこともわかり,基礎的な原理について再確認することができ,とても有意義な時間となっています。レポートは英語で書いているので,ライティング,リーディングなどのスキルアップにも繋がるのではないかと感じています。
今週は,担当教官であるYngvar先生,友人と一緒に観光しました。トゥルク市内を観光したのですが,意外と知らない場所がまだたくさんあり,とても有意義な時間を過ごせました.また Yngvar 先生の自宅にも招待していただき,飼育されている亀なども観ることができました.Yngvar 先生はとても良い方で,私は Yngvar 先生のような人になりたいと感じました。
あと1週間で留学プログラムも終了なので,しっかりとレポートを書き上げて提出しなければならないと考えています。
来週は Finnish の講義でプレゼンテーション発表する予定です。今回は,前回よりもよい発表ができるよう頑張りたいと思います。また,留学プログラム最後の週なのでレポートをしっかりと仕上げて,担当教官に提出したいと考えています。
正直に申し上げると最初は「早く帰国したい」と思うことが少しだけありましたが,今では「あと半年くらい残りたい」と思っています。もっと英語を上達させたい,もっと専門分野の勉強をしたい,もっといろんな人と話したい,という気持ちが出てきました。しかし,残された期間はあと 1 週間ということに変わりはないので,自分のできることを精一杯行なって,この留学プログラムを終えようと思います。
Yngvar先生
川を渡るための船のような機械。ロープウェイのようにロープで繋がれていて,行ったり来たりを繰り返します。
川の真ん中から撮った写真
Yngvar 先生と私
(筆者注釈:3か月に渡る留学期間も残すところあと1週間。外国での生活に対して当初は不安でいっぱいだったことと思いますが,周囲の人たちともすっかり打ち解けてきたようですね。「トゥルク応用科学大学で学んでくる」というのが今回の留学の主目的ですが,何よりも,この旅での人との出会いこそが何ものにも代え難い財産になってくれるものと思います。帰国の際に「楽しかった!またフィンランドに行きたい!!」という気持ちが湧き上がってきてくれることを願ってやみません。)