交換留学生が日本製紙株式会社釧路工場を見学してきました

交換留学生が日本製紙株式会社釧路工場を見学してきました

 5月24日(金),日本製紙株式会社からご招待いただき,釧路工場を見学してきました。

 見学には,フィンランドのトゥルク応用科学大学からの女子学生2名と,タイのキングモンクット工科大学からの男子学生4名及び本校の小松国際交流委員長と事務職員を含めた計8名が参加しました。

 最初に留学生達は,100年近い歴史を感じるクラブハウスに案内され,ここで工場の歴史や工場で生産される紙の製造工程,材料などについて説明を受けました。説明して頂いた職員の方々は全て英語で話され,特に木村工場長代理からはフィンランド語で自己紹介と挨拶がありました。フィンランド学生は,流暢なフィンランド語とフィンランドと釧路との関係に感銘した様子でした。

 概要説明の後は,全員で工場内見学に向かいました。大型ボイラーが入っているビルの屋上では,工場施設の全域が見渡せるばかりではなく,釧路市内を360度一望できる景色に留学生全員が感嘆の叫びを上げていました。一行はその後,パルプ製造工程から送られた原料が紙になるまでの大型機械による製造工程を見学し,その規模の大きさに驚いていました。

 また,工場で使用する電力や熱などは工場内のボイラーですべて賄われ,リサイクルによる環境配慮が行き届いていることや,発電機による電力が実は釧根地区の総使用電力の約20%を供給していることなど,地域と密接につながっていることを学ぶことができ,留学生達にとって釧路を知る大変良い機会でした。

 案内して頂きました日本製紙株式会社釧路工場の皆様にお礼申し上げます。


クラブハウスで工場の概要説明を受けている様子


大型ボイラー建屋の屋上から釧路市内を眺望している様子


新聞紙ができるまでの工程について真剣に説明を聞いている様子


施設案内をして下さった日本製紙釧路工場職員の皆さんと記念撮影