5月28日(火)に,釧路高専で定期的に開催している学内の研究者による研究発表会を開催しました。
講演題目:Solvability of Lewy equation in the space of the tempered ultrahyperfunctions
発表者:岡 康之
1957年にハンス・レヴィが紹介した,いわゆるレヴィ方程式の可解性について歴史的な背景と我々の最近の結果について報告を行った。
レヴィ方程式は,シュワルツ超関数の空間や佐藤超関数の空間では,解が存在しない場合があることが,ヘルマンダーやシャピラーなどの研究により知られている。そこで,必ず解を持つ超関数の空間は一体どのような空間なのかという疑問が生じる。その問いに対する一つの答えとして,緩増加ウルトラ超関数という解析汎関数の空間において解が必ず存在するという事を報告した。
今後の研究発表会も随時こちらに掲載いたします。
一般の方も参加できますので,聴講を希望される方はご連絡ください。
釧路工業高等専門学校 総務課研究協力室
研究発表会の様子