研究発表会を開催しました(1月21日開催)

研究発表会を開催しました(1月21日開催)

1月21日(火)に,釧路高専で定期的に開催している学内の研究者による研究発表会を開催しました。

講演題目:沿岸域における波・地盤・構造物の相互作用に関する研究
発表者:加藤雅也

*** 研究内容 ***
日本の沿岸域は,人や物が集中している一方で,波浪による侵食,津波や高潮災害などの脅威にさらされています。沿岸域での生活の安全・安心を保証し,持続するためには,外力となる波と構造物,さらには基礎地盤との関係を正しく理解し,設計する技術が必要です。
本日は,最初に,津波と建築物の相互作用に関する研究について発表しました。
二次元造波水路を用いた実験結果から,建物形状によって衝撃的な圧力が作用する場合があることを示し,津波避難施設の設計等に関する注意点などを説明しました。
次に,標津海岸に沿う国道335号線の波浪による侵食の影響について報告しました。国道の現状,海食崖形成のメカニズムや今後の対策等を説明し,標津海岸に津波が作用した場合を想定した数値シミュレーションの結果についても報告しました。
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今後の研究発表会も随時こちらに掲載いたします。
一般の方も参加できますので,聴講を希望される方はご連絡ください。

申込・問合先

釧路工業高等専門学校 総務課研究協力室


研究発表会の様子