5月14日(水),日本製紙株式会社からご招待いただき,釧路工場を見学してきました。
見学には,タイのキングモンクット工科大学からの学生5名および本校の小松国際交流室長,斎藤室員を含めた計7名が参加しました。
最初に,留学生達は,工場の歴史や工場で生産される紙の製造工程,材料などについて説明を受けました。職員の方々は英語で説明してくださり,留学生たちは興味深そうに聞き入っていました。
概要説明の後,全員で工場内見学に向かいました。まず,1トン毎にまとめられた古紙の塊が何千と並ぶ広大なヤードに案内していただき,工場の規模を実感しました。大型ボイラーが入っているビルの屋上では,工場施設の全域が見渡せるばかりではなく,釧路市内を360度一望できる景色に留学生全員が感激した様子でした。
一行はその後,パルプ製造工程から送られた原料が紙になるまでの大型機械による製造工程を見学しました。均一な紙を製造するために,製造装置には様々な工夫が凝らされていることを知り,留学生たちは感嘆した様子でした。
また,工場で使用する電力や熱などは工場内のボイラーですべて賄われ,リサイクルによる環境配慮が行き届いていることや,発電機による電力が実は釧根地区の総使用電力の約20%を供給していることなど,地域と密接につながっていることを学ぶことができ,留学生達にとって釧路を知る大変良い機会でした。
工場見学の後,日本製紙の皆様のご厚意により、タイの文化等についてプレゼンテーションする機会をいただきました。数十名の日本製紙職員が出席してくださり,活発な意見・文化交流をすることができました。
案内していただきました日本製紙株式会社釧路工場の皆様にお礼申し上げます。
日本製紙釧路工場での記念撮影の様子
留学生によるプレゼンテーションの様子