平成27年1月21日(水)に,釧路高専で定期的に開催している学内の研究者による研究発表会を開催しました。
講演題目:演奏を対象とした感性を反映する対話型生成手法とその応用
発表者:鈴木 未央(情報工学科助教)
*** 研究内容 ***
人間の感情や好み,何かに対して感じる印象といった,あいまいな情報をコンピュータで扱うために,人間の感性をソフトコンピューティング技術を用いて対話的に理解・学習する手法が1990年代から研究されており,工業分野での応用だけでなく,芸術分野やゲームなどにも応用されています。
本発表ではまず,ピアノ演奏のテンポや音量,音の長さといった特徴と,「明るい」「元気な」のような言葉で表される印象の関係のモデル化と,構築したモデルを用いて,言葉で表される印象を入力すると,ユーザに合わせて印象を反映した演奏を生成する対話型生成手法について報告し,最後に,生成手法を応用したピアノ演奏での音楽表現を学ぶ際の支援システムについて報告しました。
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今後の研究発表会も随時こちらに掲載いたします。
一般の方も参加できますので,聴講を希望される方はご連絡ください。
釧路工業高等専門学校 総務課研究協力室
研究発表会の様子