高専GIRLS SDGs ✕ Technology Contes(GCON2024)は、参加学生がSDGsの理念を理解し、日頃行っている研究や学習がSDGsの観点から社会課題に対してどのように貢献できるかを考えることにより、未来の研究者・技術者としてより成長することを目的とした大会です。参加の条件は、全国の国公立高等専門学校の本科・専攻科に在籍する 女子学生中心の2〜5名の学生チームです。本校からは、卒業研究や日頃の学校生活での活動をまとめた3件をエントリーしました。
釧路高専からエントリーした研究内容を紹介します。
研究テーマ名:JIRI SAUNA CITY
研究者代表者:創造工学科 建築学分野 第5学年 野村日菜子
共同研究者 :創造工学科 建築学分野 第5学年中川真緒
SDGs目標のターゲット:7(7.a)、9(9.4)、12(12.2)、15(15.2)
SDGs目標
7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに
9:産業と技術革新の基盤をつくろう
12:つくる責任つかう責任
15:陸の豊かさも 守ろう
研究概要:
対象地である釧路市は霧(JIRI)の発生量が全国的に多く、湿度の面から地域住民に非常に疎まれている。本研究ではそのJIRIを
状態変化させサウナに取り込むことで、JIRIの有効活用・イメージアップや地域住民のコミュティ形成につなげていく。サウナ建設や
運営には整備不足が問題視されている釧路産の木材を多く活用することにより、整備を進め二酸化炭素の吸収能力の高い森林を育成する。
そのほかにも3Dプリンター建設などの最新技術を取り込み二酸化炭素の排出量を減らす。
研究内容説明図(PDF)
研究テーマ名:スマート農業で未来を耕す
書類審査と面談審査を通過し、本選に出場し、ファイナリスト賞を受賞しました。
研究者代表者:創造工学科 電子工学分野 第4学年 大西 胡春
共同研究者 :創造工学科 電子工学分野 第4学年 荒井 祐名
:創造工学科 電子工学分野 第4学年 大脇 美彩
:創造工学科 電子工学分野 第4学年 川中 咲和
:創造工学科 機械工学分野 第4学年 野田 雄太
:創造工学科 情報工学分野 第4学年 辻 陽向
※エントリーおよび本選出場は5名になります
SDGs目標のターゲット:1(1-1、1-3、1-4)、2(2-1、2-3、2-4)、6(6-1、6-4)
SDGs目標:
1:貧困をなくそう
2:飢餓をゼロ
6:すべての人に健康と福祉を
研究概要:
私たちは、水資源として豊富な「海水」と太陽光発電/砂電池で稼働する「植物工場エネルギー管理システム」を活用する「スマート農
業」の事業提案に取り組んでいます。具体的には、災害により海水に浸食された低地や乾燥した砂漠など淡水の確保が困難で農業に適さな
い場所で、貴重な淡水の代わりにミネラルを豊富に含む海水を用いて、栄養素に富む「ホウレンソウ」などの作物を安定生産するシステム
です。ここでは、LED照明、空調機器、水耕栽培機器などを太陽光発電と砂電池から電力を得て、作物に応じて最適制御します。
更に、この提案は女性が活躍できる環境を整え、ジェンダー平等やフェムテックの視点からも貢献します。持続可能な農業を通じて、新
たな市場開拓にもつながることを期待しています。
研究内容説明図(PDF)
研究テーマ名:『いい事』が広がる街づくり
研究者代表者:創造工学科 建築学分野 第3学年 浅原 よし乃
共同研究者 :創造工学科 建築学分野 第3学年 藤村 葉月
:創造工学科 情報工学分野 第3学年 大橋 優仁
:創造工学科 情報工学分野 第3学年 百瀬 奏
SDGs目標のターゲット:11(11-3, 11-6, 11-a)
SDGs目標:
11:住み続けられるまちづくりを
研究概要:
このアプリは、ゴミ拾いや募金、ボランティア活動のモチベーションを高めるために、ユーザーが活動を投稿し、他の人から温かい反応を
受け取ることができるプラットフォームです。また、ゴミ箱や募金箱の位置をマップで表示する機能もあり、気軽にゴミを拾える環境を提
供します。将来的には、投稿や反応に基づいて広告収入を得る仕組みも導入し、地域の企業とも連携。さらに、ボランティアイベントの情
報を簡単に探せる機能を提供し、街のクリーン活動や温かいコミュニティづくりを支援します。
研究内容説明図(PDF)