全国高専フォーラム視察報告

クシローネだよ。8月も終わりに近づいて来たけど、暑さがぶり返してきたね。

ボクは8月21日(月)から23日(水)まで開催された全国高専フォーラムの様子を視察してきたので報告するね♪

高専フォーラムでは、高専の教職員が実施してきた教育・研究・管理運営等の事例を発表する場で、毎年1回どこかの高専が主幹校となって開催されるんだ。
いわば、高専のお祭り・・・フェスティバルみたいなものなんだ。
今年の主幹校は新潟にある長岡高専。会場はアオーレ長岡と長岡科学技術大学だ。

まず、8月21日(月)会場はアオーレ長岡。市役所とシティホールが一体となった複合施設だ。オープニングイベントとして、毎年のノーベル賞公式行事に合わせて開催される「ストックホルム国際青年科学セミナー」に高専生として初めて参加した元香川高専の春日氏による講演が行われた。世界的に有名なイベントに参加できるなんて高専の学生はやっぱりすごいんだね!!

つづいて、高専PRコンテストの表彰式。ショートムービー部門では公開審査が行われ、最優秀作品が選ばれたぞ!!どれも良い発表だったね!!

8月22日からは会場を長岡技術科学大学に移して、テーマ別に31個のオーガナイズドセッションと9つのワークショップが開催されたんだ。

内容は、教育・研究発表、情報セキュリティー、国際交流、外部資金獲得、モデルコアカリキュラム等など、盛りだくさん🎵

その中でボクが参加したWS「情報セキュリティ人材育成事業-教材展示・教育実践・事例紹介―」について紹介するね!

このWSは高知高専を中心に全国のいくつかの高専と協働して検討してきた取り組みで、各高専共通で使用できる情報セキュリティ教材に関するセッションなんだ。
情報セキュリティ人材はこれからの情報化社会で必要不可欠な職種で、IT関係の保守の他、セキュリティ対策やソフトウェア開発などを担い、全国で8万人もの人材が不足していると言われている。そこで注目されているのが、実践的な教育を経験し、即戦力で働くことができる高専生なんだ。この取り組みでは、全高専生に必要な情報セキュリティの知識を学ばせ、さらにエキスパートとして一部の学生をエキスパートとして育成するといったものなんだ。
実際に教材を見せてもらったけれども、段階的に学ぶ工夫がなされていて、更に高専の価値を高めるものになっていたよ♪
高専の未来は明るい!!!

「オーガナイズドセッションの様子」

他には「ポスターセッション」という掲示されたポスターの前で出展者が説明するという企画が実施され、高専や長岡技科大の教職員に加え、企業の方から合計196ものポスターセッションが行われたんだ。本校からは男女共同参画室長の大石玄准教授と物理の松崎俊明准教授の発表が行われたんだ。

「ポスターションの様子」

「賑わうポスターセッション会場」