2017サイエンスパークに参加!!

さて、8月もいよいよ本日で終了。
釧路も涼しくなってきたね。
やり残したことはないかな?

本日は、7月28日(金)に札幌駅前通地下歩行空間(チカホ)で開催された「2017サイエンスパーク」について紹介するよ。

このイベントは、「未来を担う子どもたちに科学技術を身近に体験し理解を深めてもらうこと」を目的に、北海道、地方独立行政法人北海道立総合研究機構が主催するもので、毎年多くの企業や研究機関等が参加しており、釧路高専も毎年参加しているんだ。

釧路高専からは、「発光シェイク玩具工作体験/虹色に光る金属結晶ができるまで」と題し、体験教室を実施したんだ。

講師は、機械工学分野から関根准教授と福地助教、教育研究支援センターから樋上技術職員と江口技術職員の4名。

対象は小中学生。1時間ごとに体験教室を4回実施し、どの時間帯も定員10名がほぼ埋まり好評だったんだ。

「虹色に光る金属結晶ができるまで」では、福地先生が金属の性質について、実験を通して説明してくれたよ。
その中で、印象的だったのが「ビスマス人口結晶」
ビスマスという金属を熱して溶かし、冷えて固まってきたら、吊り上げる!!
そうすると、きれいな結晶ができるんだ。

「こんな感じの結晶。色も虹色だね(*^^*)」

参加者には、出血大サービス。ビスマス結晶の欠片をプレゼントしたよ。
みんな大喜び♪

次に関根先生による「発光シェイク玩具工作体験」だよ。
みんな「圧電素子」って知ってるかな?
ピエゾ素子とも言われ、簡単に説明すると、圧力が加わると電圧が発生するというものなんだ。
体験教室では、圧電素子を貼り付けたカメラのフィルムケースの中にビー玉を入れ、ケースを振った時に加わる圧力により電圧が発生し、LEDランプが点滅するというもの。

「右側が今回製作した圧電素子入りのフィルムケース」

この技術は、身近なところで活用されていて、例えば、子どもが履いている光る靴。
子どもが走ったら地面とかかとに圧電素子が挟まれて圧力が加わることで、靴が光るというもの。
他には、防犯ブザーにも圧電素子の技術が使われていて、ボタンを押すと、圧電素子に圧力が加わり、音が鳴るというもの。

参加した小中学生から、それぞれの仕組みついて、質問があるなど、盛況だったよ。
札幌地区では、あまり活動することはできないけど、このようなイベントを通して、科学技術に興味を持ってくれると嬉しいな♪

「参加者に説明する関根先生」

「工作活動をする参加者」