「科研費」科学研究費助成事業について

クシローネだよ!こんちは~🎶

突然ですがみなさん「科研費」って知ってますか?
高専や大学にいると良く聞く言葉だけど、詳しい意味が分からない人もいるのでは?

正確には「科学研究費助成事業」の略称です。

科学技術の発展に役立つ研究をしている研究者に対する補助金・・・
というのは嘘で、
「科学研究」と書いてあるけれども、自然科学系の研究だけでなく、人文や教育系といったあらゆる分野を対象にした研究助成事業なんだ!!

みんな分かったかな?

科研費は、「研究者の自由な発想に基づく研究を発展させること」を目的に文部科学省と独立行政法人日本学術振興会において、公募・審査・交付業務を行っているんだ。

科研費の種目はたくさんあって、それぞれ申請額の下限や上限が定められているんだ。
10万円以上から、一番規模が大きいものは億単位での応募をすることも可能なんだよ。

研究は1人から、機関を跨いで複数人の研究グループまで申請できるぞ!

さて、何が言いたいかというと、9月1日(金)から来年度の科研費の募集が始まったんだ。提出期限は11月8日(水)。

釧路高専でも、先生方が採択に向けて、応募書類を一生懸命作成しているところだ。
授業や部活動指導など教育活動で忙しい中、研究にも取り組んでいるのはすごいなあ。

交付が決定するのは、平成30年4月以降…今年は何件の科研費が採択されるかな?
みなさん頑張ってください!!

ちなみに、本校の平成29年度採択実績は以下のとおりだ。
自分の研究テーマが認められるって、研究者冥利に尽きるねぇ。

(平成29年度採択実績)
・平成26~29年度 齋藤 誠紀 種目:若手研究(B)
「大気圧下プラズマCVD法によるアモルファス炭素異方性制御技術の開発」
・平成27~30年度 松本 和健 種目:基盤研究(C)
「SQUID磁束計によるインピーダンス計測システムの災害時土壌特性評価に関する研究」
・平成27~30年度 村上 公一 種目:基盤研究(C)
「超弦の場の理論の定式化と非摂動論的効果の研究」
・平成27~29年度 高橋 剛 種目:基盤研究(C)
「過酷な腐食環境で用いられる異種異形状固相接合材の腐食疲労強度の評価」
・平成27~29年度 髙 義礼 種目:基盤研究(C)
「静電気放電における火花チャネル電圧・電流・抵抗のGHz帯域測定」
・平成27~29年度 岸 徳光 種目:基盤研究(C)
「FRPロッド表面埋設工法によるRC部材の耐衝撃性向上法に関する研究」
・平成27~29年度 小松 正明 種目:挑戦的萌芽研究
「直流用半導体遮断器の新限流方式の研究」
・平成28~30年度 山田 昌尚 種目:基盤研究(C)
「リズムチューナー:身体知を可視化・可聴化する新しい音楽練習支援システム」
・平成28~30年度 野口 孝文 種目:基盤研究(C)
「IoT連携によるサイバーフィジカルな学習環境の研究」
・平成28~30年度 千田 和範 種目:基盤研究(C)
「複数校横断型教育プログラムの異なる観点から学習者の気づきを促すeボードの開発」
・平成28~30年度 高木 敏幸 種目:基盤研究(C)
「北極海航路航行支援システムの開発」
・平成28~30年度 梅津 裕志 種目:基盤研究(C)
「事象の地平のダイナミクスに基づくブラックホール熱力学の研究」
・平成28~30年度 小杉 淳 種目:基盤研究(C)
「大気拡散風洞を用いた蛇行プルーム内部のライン画像計測による濃度変動特性のモデル化」
・平成28~30年度 桒原 浩平 種目:基盤研究(C)
「熱中症リスク評価を目的とした皮膚温・心拍数の利用法に関する研究」
・平成29~31年度 中島 陽子 種目:基盤研究(C)
「テキストの形態パターン情報を活用した汎用型未来動向予測支援システムの開発」
・平成29~31年度 川村 淳浩 種目:基盤研究(C)
「バイオマス固形燃料の生産性向上とクリンカー形成機構に関する研究」
・平成29~31年度 佐々木 敦 種目:基盤研究(C)
「視覚障害者のQOL向上のための色識別装置に関する研究」