新入寮生防災研修を実施しました

こんにちは!
クシローネですよー!!

11月も終わりが見えてきたね。風邪やインフルエンザが流行ってきているから、こまめな手洗いうがいをしたり、マスクを付けたり、予防はしっかりとしようね。万全な体調で12月に突入しよう!

さて、本日は、11月27日(水)に実施した新入寮生防災研修についてお知らせします!


この防災研修、毎年実施しているんだけど、なかなか貴重な体験ができるんだって!

引率の小杉先生に、防災研修の様子を聞いてみました!

小杉先生!今回の防災研修はどんな内容を体験したんですか?

研修は、地震体験・災(煙)体験・初期消火体験の3種類について行いました。
鶴翔寮1年生79名と3年生に編入学してきた留学生2名が釧路市民防災センターにて研修を行ってきました。

なるほど!では、それぞれの体験について教えてください!

まず、初めに4人ずつ地震体験を行いました。テーブルの回りで椅子に腰かけてTVを見ていると緊急地震速報が流れます。速報が鳴る前に地震が来てしまうときもあるということで、速報がなったらすぐにテーブルの下に入り、揺れでテーブルが動かないようにしっかりテーブルの脚を手で持って抑えるように促されていました。

震度7程度までの揺れが40秒間ほど続き、なかなかの恐怖感も感じます。釧路は過去何度も大きな地震に見舞われている地域で、近い将来もその発生が危惧されています。地震の少ない地域から来た寮生もいますので、地震のすごさを再認識する良い機会になりました。


次は煙に巻かれないで避難する訓練。火災の時に発生する煙で命を落とす人が少なくなく、避難の時にはできる限り煙を吸わないことが大切。そのためには、身を可能な限り低くして、足元の煙が少ない空間で逃げる方向を確認して進んでいくことが大切との説明を受け、真っ暗でかすかな誘導灯のみがある空間をはうような感じで避難していました。身を低くしないとセンサーに反応して怒られてしまいます。指導員に「どんな匂いがした?」と聞かれ「甘い感じがしました」と答えた学生がいましたが、それは「煙を吸った証拠だよ!」と言われ、皆笑っていました。


最後は消火器による初期消火の訓練。選抜された9名が3名ずつでチームを組んで燃えている映像が出ているスクリーンに向かって消火器から水を飛ばし、消火訓練を行いました。始めに「火事だ―」と大声で叫び、消火器を火(スクリーン)の近くまで運んで操作。みな上手に消せていましたが,最後の3名だけ、初期消火に失敗して最後には逃げろーと言われ、消化を断念!消火器の操作はなんとなく知っていても、いざというときに使えない場合も多いということで、良い経験となりました。初期消火は大切ですが、ダメだった場合は一刻も早くその場を離れることだとも説明をうけていました。ちなみに、最後の3名は消化の仕方が悪かったわけではなく、そのようなシナリオが仕組まれていたようです!

時間にして40分くらいでしたが、改めて様々な防災の知識と経験を得ることができたと思います。

とても貴重な経験でしたね!最後に、寮生に向けてメッセージをお願いします!

学寮は集団生活の場です。地震など天災の発生は防ぎきれませんが、居室でものを置く位置などを工夫することで、怪我を防ぐことは出来ます。また、寮内での火器の使用は厳禁です。しっかりルールをまもり、かつ防災意識を普段から持って生活して欲しいと思います。

小杉先生ありがとうございました!
みなさんも日頃から防災意識を持って生活してねー!