またまた、図書館朗読会をレポート!

こんにちは、クシローネだよ!

今日で7月も終わり!早かったねー!

釧路はちょこっと暑い日があったくらいで、例年通りの涼しさだよ。
快適快適♪

そんなこんなで、今日は7月の図書館朗読会についてお届けするよ。

 

今回の朗読者は、一般教育部門の舘下先生!
国語の先生で、なんと図書館長だ!

舘下先生が朗読したのは、朝井まかて著 短編小説集『福袋』から、「晴れ湯」!
江戸時代の湯屋を舞台にした作品だ☆

湯屋は、字を読んでなんとなくわかると思うけど、銭湯のことだね。

登場人物の「お晴」は10歳くらいの女の子で、家族で湯屋を営んでいるんだ。お晴は、お客さんの背中を流す仕事をしているんだけど、「つらい」「大変」と思うことなく、楽しんで仕事をしているんだ♪

湯屋は朝から晩まで忙しくて、お晴のお母さんも忙しく働いているんだけど、お父さんはぜーんぜん働かないんだよね。
だからといって家族の間でピリピリした空気になることもなく、のんびり、ほのぼのとした江戸時代の湯屋の様子が描かれていて、読んでいてほっこりする作品だよ☆

ところで、著者の朝井まかてさん…初めて聞く作家さんだなぁ。舘下先生!朝井まかてさんって、どんな作家さんなんですかー?

舘下先生「こんにちは、クシローネくん。朝井まかてさんは、デビューして10年くらいの女流作家で、主に時代小説を書いている作家さんだよ。」

「そうなんですかー。先生は朝井さんの作品はよく読むんですか?」
舘下先生「実はファンでね…。昨年の12月頃から朝井さんの作品を読み始めたんだけど、けっこう読んでいるよ。2008年に直木賞を受賞したんだけど、クシローネくんは知らないかな?」

「えっ?!そうなんですか!知らなかったです…。なんていう作品で受賞したんですか?」
舘下先生「『恋歌』という作品だよ。朗読会で読んだ「晴れ湯」は、ほのぼのとした雰囲気の作品だけど、『恋歌』は幕末の水戸藩が舞台の、ちょっと陰惨なお話だね…。僕はどちらかというと「晴れ湯」のような作品の方が好きだなぁ。」

「『恋歌』というタイトルなので淡い恋のお話かと思ったら、違うんですね。でも直木賞を取った作品なら、ちょっと読んでみようかなぁ。」
舘下先生「もうすぐうちの学校も夏休みに入るし、是非読んでみて。『恋歌』を読んでくらーい気持ちになったら、『晴れ湯』のような作品を読んでほっこりするといいかもね。」

「はい!舘下先生、お話を聞かせていただき、ありがとうございました!」

中学生のみんなは、もう夏休みに入っていると思うけど、読書感想文の宿題はあるのかな?
自分で好きな本を選べるなら、朝井まかてさんの作品を読んでみてはどうかな?!
さ、僕も早速読むぞー!