公開講座「役に立つ作業療法士の話と三脚を利用して自助具を作ろう」

こんちは!!
今日からまた新しい1週間が始まるよ。
今週は、金曜日が文化の日で祝日なんだけど、釧路高専は授業参観、保護者懇談が実施されるよ。
今週も1週間ガンバロー!

さて、本日は10月28日(土)に実施された公開講座「役に立つ作業療法士の話と三脚を利用して自助具を作ろう」について紹介するね。

釧路高専と北海道作業療法士会根釧支部がコラボして実施したんだ。
それでは、Here we go!

ところで、作業療法士さんて何する職業何だろう?みんな知ってるかな?
英語で言うとoccupational therapist 略称はOTなんだ。ちょっとかっこいいね。
作業療法士になるには、所定の国家試験に合格しなければならないんだ。

仕事内容は、病気やケガなどが原因で身体や精神に障害や不自由さを抱える人に対して、医者の指示の下でリハビリテーションを行い、日常生活に必要な能力を高める訓練などを指導をする仕事だよ。

まずは、そんな作業療法士の方に講演してもらったんだ。
講演の中では、作業療法士の仕事内容やリハビリに関して説明があったよ。
根釧地区ではおよそ150名の人が働いていて、働く場所は、病院を始め、老人ホームや社会福祉施設など、様々な場所で活躍しているんだって。
講演の後半では、実際のリハビリテーションである「利き手交換訓練」を参加者に体験してもらったぞ。

「講演いただいた作業療法士会の方々」

「利き手交換訓練の様子」

利き手交換訓練では、利き手の反対の手で名前を書いてもらい、訓練を実施したあとに、どれだけ、うまく書けるようになったかを体験してもらうものだ。
クレヨンを使って、碁盤の目に線を引いたり、波線やギザギザ線を書いたり、塗り絵をしたりして、感覚を馴らしていく訓練だ。この短期間の訓練でも目に見えて、書き方が上達していたよ。すごいっ!!

つづいて、「自助具を作ろう」ということで、実習工場に移動して作業開始だ。
これは、三脚を利用して、伸縮式自助具(リーチャー)というのもを製作するもの。
リーチャーは、移動することが困難な人が、離れたものを取ったりするのに便利な延び縮みする棒なんだ。
作業療法士会では、こうした自助具を100円ショップで購入した材料を基にして、製作することがよくあるんだって!!

「釧路高専技術職員のサポートの下に作業開始。まずは三脚を分解するところから。」

「手動折り曲げ機を使用して先具を90度に曲げる。」

「分解した三脚にボール盤で穴を開けるぞ!!」

「さあ、最後の仕上げだ!!」

「出来上がり!!三脚の足を利用して伸び縮するぞ!!」

「最後に一人一人に修了証書を渡す。お疲れさまでした!」

参加者からは、「大変参考になった。日常使用できるので良かった」と、満足そうな感想をいただけたよ。ボクも今度作ってみよっと!