部活動特集「数学研究会」

どうも、こんにちは♪
クシローネだよ!

土曜日は暖かかったね~♪
そのおかげで、ようやく釧路地方にも桜の開花宣言がなされたね!
釧路高専の桜はまだ満開にはなっていないけど、もうすぐ、時間の問題だね!

さて、本日は、部活動特集第3段!
「数学研究会」の活動を見学に行ってきたんだ。

その様子をお届けするね。

数学研究会の活動は大きく分けて二つ。
学習支援センターの特進数学における研究と「数学オリンピック」や「数学甲子園」といった外部の大会に参加することだ。


「学習支援センター特進数学の様子」

今回の特進数学では、3年生の後期で学習する重積分の内容を一人が黒板に記し、周りのメンバーがそれを確認したりする。要所で数学研究会顧問の岡先生から、お題が与えられ、黒板の手が止まることも・・・。

ボクには何が何だかわからない暗号が並んでいるように見えるけど、岡先生曰く、まだまだ基本的なことらしい・・・です。

さて、そんな数学研究会の代表である3A日野 涼介さんにお話を聞いてみた。

「こんにちは。」

日野さん「こんにちは。」

「そういえば、日野さんは数学オリンピックの予選で優秀な成績を修めて「JMO優秀賞」なるものを受賞したそうだね!おめでとう!!」

日野さん「ありがとうございます・・・」

「あれっ?あんまりうれしそうでない・・・」

日野さん「そうなんです。今回受賞したのは、決勝に進めなかった人の成績上位者が表彰されたので、嬉しさというよりかは、悔しさの方が強いですね・・・。数学オリンピックは2年生までしか受けられないし・・・」

「でも、その悔しさは後輩たちが受け継いでくれるんだよね・・・」

岡先生「今年は2年生の行木君たちが出場します。彼らならやってくれるでしょう!」

「そうですね。期待しましょう!3年生では何か対外的な行事はあるのですか?」

日野さん「高校生が参加する全国統一模試で数学を受けて、数学の偏差値や順位を競ったり、3年生では数学甲子園があります。数学甲子園は3人一組で出場します。」

岡先生「数学甲子園では、数学研究会のメンバーで学内予選を行い、ノルマをクリアした上位3名が出場する予定です。」

「学内予選にも、ノルマの点数があるんですね!厳しー!」

岡先生「学内のノルマをクリアできないようだと本選にいっても通用しないので・・・学生からの発案です。」

「なるほど、ストイックな戦いが待っているんですねぇ・・・」

岡先生「数学研究会では、数学の問題の正答数を競うタイトル戦やリーグ戦を定期的に実施していて、勝者にはポイントが入る仕組みで、実績に応じて、「竜王」や「新人王」といった称号を手に入れることができます。そうやって、常に競って、より高みを目指しています。学生の中には、数学の先生と対決して勝利するって人もいるんですよ!」

「なるほど、それはすごいですね!」

岡先生「そうなんです。でも、数学をここまで頑張っても、社会に出て必要ないとか、工学ではそこまで高度な数学は必要ないとか言われるんです。けれども、そうじゃなくて、工学に数学がどのように命を吹き込んでいるのかを理解し、応用されているかを考え、数字で表すことができるようになるのはエンジニアにとって必要なことですし、表面的に公式を覚えるだけでなく、自分で考え、応用力を磨くことで、将来、どの様な道に進むにしろ、決して無駄にはならないと思います。」

「そうですよね!なにより、活き活きと数学を解いている学生の姿を見ると、将来活躍する学生の姿が見えてきますね!!本日は忙しいところありがとうございました!!」


「仲の良い、数学研究会のメンバー。数学甲子園の目標である高校を真似てフィボナッチ数列で決めポーズ!」