第10回釧路市中央図書館朗読会を実施

こんにちは~!
クシローネだよ!!

本日は11月4日(日)に釧路市中央図書館で開催された朗読会についてお知らせするね。
釧路市立図書館と釧路高専の共催で行われてきた朗読会も今回で10回目となる。
名前も新図書館がオープンしたことに併せ「釧路市中央図書館朗読会」と改めることになったんだ。

そんな記念すべき朗読会のテーマは「釧路を舞台にした文学」
一般市民から募集を募ったところ、半月の間に定員の9名が集まったんだ。
その中には釧路高専の3年建築学分野の杉本せいらさん始め4人の10代の若者も参加してくれたんだ。

それでは、さっそく紹介するね♪

今回は参加者が自ら選んでくれた作品ということで、7人の作家の9作品。
原田康子さん、桜木紫乃さん、渡辺淳一さんといった釧路にゆかりのある作家から、村上春樹さんといった大御所。原田マハさん、岬さんといった若者に人気のある作家まで、多くの作家が釧路を舞台に取り上げてくれている。


「今回の参加者の方と朗読作品」

思えば、映画でも「僕等がいた」「ハナミズキ」「ターミナル」といった有名な作品が取り上げられているし、歌でも釧路に関する歌が少なくとも500以上はあるみたいだよ!!

それぐらい釧路は特色があって思い入れのある町なんだね。

さて、我らが釧路高専の杉本さんは外岡秀俊さんの「北帰行」という作品を読んでくれた。他の作家と比べてなかなか渋い選定なんだけど、まさか十代の学生がこのような作品を選ぶとは・・・。恐れ入った。


「「北帰行」を朗読する杉本さん」

内容は、東京で挫折し故郷の北海道へ帰る青年が、石川啄木の人生と自分の青春を重ねつつ追想する姿を描いたもので、主人公が啄木との決別を決意し、米町公園の啄木歌碑の前で「一握の砂」を焼く場面を朗読してくれた。

釧路の具体的な地名が出てくると、風景を思い浮かべずにはいられない。
他の作品も釧路の光景を感じることができるものだったよ。

そんな釧路を題材にした作品の数々。
みんなも機会があったら読んでみてね!

さて、ここでサプライズ!
な、なんと、朗読会開催前に桜木紫乃さんが図書館に来てくれたんだ!
桜木さんの作品を読むことになっていた参加者は大びっくり!!
そんなラッキーな出会いもあって、朗読会は大成功。釧路市芸術祭、エンジン01といった大イベントと日程が重なる中、たくさんの人に来場してもらったよ!!


「小田島先生と記念撮影をする杉本さん」