チャレンジ!ジュニアラボ~ソーラーカーより速いかな?熱電くん!!~を開催しました

こんにちは!クシローネです。
だんだんと寒さが厳しくなってきましたね。

今日はチャレンジ!ジュニアラボ「ソーラーカーより速いかな?熱電くん!!」の模様をお届けするよ。

 

12月21日(土)に釧路高専電子工学応用実験室でチャレンジ!ジュニアラボ「ソーラーカーよりはやいかな??熱電くん!!」を開催しました。ソーラーカーは太陽の光を使って発電して動くよね?けれどこの熱電くんはロウソクの火の力、つまり熱を使って発電して動くんだ!講師は電子工学分野の坂口先生と山形先生です。

まずは熱のもつ力を体験してもらったよ!今回用意したものは液体窒素。普段みんなが吸っている空気の中に混ざっている物質を冷やし圧力を変化させ液体にしたものなんだ。
「熱」って聞くと火やお湯みたいな温かいものを思い浮かべるかもしれないけれど、冷たいものだって、熱を奪って冷たくしているのでエネルギーをもった熱の一種として考えていいんだ。
それじゃあ、熱を奪いとる冷やす実験をしてみるよ!


液体窒素にバナナを入れて冷やすと……なんと!釘が打てちゃった!バナナの中の水分が凍って固まったからなんだ!


次は風船を取り付けたペットボトル。ペットボトルを冷やすとどうなるのかな……


あれ!あれれ?風船がペットボトルの中に吸い込まれちゃった!
坂口先生によると、空気は冷えると縮む性質があって、ペットボトルの中に入っていた空気が縮んだからなんだって!

このほかにも野菜や風船を液体窒素につけてみたり、消しゴムを冷やしてばらばらに弾ける実験もしたよ!

最後はいよいよ!これまで試した熱の力を使って発電だ!


手のひらに載っている白い板、これで発電するよ。片方の面を手の平で温めて、もう片方の面を氷で冷やすと……


電気が生まれてプロペラが回った!白い板は熱電半導体といって、表面と裏面の温度差で発電するんだ!

さて、ここで今日のメイン!この熱電半導体の力で動く車、「熱電くん」を作っていくよ!


説明書を読んだり、先生や職員に教わったりしながら作っていくよ。みんなとっても真剣な表情!


出来上がった熱電くんがこちら!先端が丸くなっている部分にロウソクを入れて、動かすんだ!


実際に走らせて、パーツを曲げてみたり、タイヤに取り付ける輪ゴムの太さや長さを変えたり改造している子もいたよ!

最初はみんな同じものを組み立てていくんだけど、どうすれば速く走るのか考えて改良していくうちに、自分だけの熱電くんになっていったよ。おうちでも楽しんでもらえると嬉しいな。

さて、これまでたくさんの方に楽しんでもらったチャレンジ!ジュニアラボも、次回で今年度最後となります。最後までよろしくね。

ではでは!