5月 エンジュニアクラブ 「錯視立体」

年度2回目のエンジュニアクラブ。今月のもの作りテーマは「錯視立体(さくしりったい)」。科学講座のテーマも「錯覚」ということで、錯覚して見えてしまうものをたくさん作っていたよ。

4月は、ツールボックスを作ったけど、フタを完成していない子がたくさんいたんだ。
それに、もちろん4月に欠席した子は、かなり遅れていることになるから、進み方がバランバラン!
でも大丈夫。遅れている子にはサポートを強くして、進んでいる子にはおまけの作業を加えてあるので、みんな同じくらいの進み具合に調節されたみたい。
でも、寸法を間違えてしまった子は……6月に作り直そうね。

さて、1時間ほどでもの作りはおしまい。
今日から、後半は科学講座だ。保護者の方々も一緒に楽しんでもらえる内容だったよ。
人がものを見るのと、コンピューターがものを見るのとの違いについて学んだよ。
そして、錯覚はなぜ起こるのかについても学んだね。学んだことを実際に実験してみよう、ということで錯視立体の工作もしたよ。
このとき、スチレンボードという工作材料を紙やすりでしあげて部品を作ったんだけど、このときの加工技術を学ぶのがウラの目的だったんだって。
来月からのもの作りに使う技術らしいよ。

ツールボックスのフタ作り. 前回より作業が速くなったね.
進むのが速い子は、錯視立体の工作. これを組み立てると何が見えるのかな?
スチレンボードは、まずカッターで切って、 紙やすりでこすって、断面の仕上げだ!
左から水平にさしこまれた2本の板。 右からは板が上下に出ている謎の立体の完成!
5月の感想(抜粋)
 A:全体の感想、B:科学講座の感想、C:ためになった知識、技術、発見したコツなど
 A中の数字は、5とても楽しかった、4楽しかった、3ふつう、2楽しくなかった、1まったく楽しくなかった
 
小5男子
 A:3Dボックスがすごかった。
 B:いろいろ勉強になった。
 C:刃をななめにしてやるとやりやすい。

小5男子
 A:【5】かみやすりを使うところや、スチレンボードを切るのがおもしろかった。
 B:丸の形に見えたり、星形に見えたりしておもしろかった。
 C:スチレンボードをカッターで切るのがおもしろかった。

小5女子
 A:【5】錯視立体を作って、ななめとかで見たら、平行に見えた。
 B:錯視立体のことでいろいろな見え方だからすごいと思った。
 C:カッターの高度な切り方ができた。

小6女子
 A:【5】ふたの展開図をつくるのが楽しかった。
 B:平行に見えたときはすごいと思った。
 C:定規を安定したほうに当てる。

小6女子
 A:【4】ペーパークラフトがおもしろかった。
 B:さっかくのひみつが、とてもよくわかった。動画をもっと見たかった。
 C:スチレンボードは、立って切ったら切りやすい。

小6男子
 A:【5】目の錯覚の動画みたいなのを自分が写っていて楽しかった。平行に見えるのを自分で作ったのが楽しかった。
 B:知らなかった言葉がたくさん出てきたし、興味深いことも山ほどあってもっと知りたいと思った。
 C:目の錯覚の技術を考えた人がすごいな~と思った。先生に言われた通り作りとすごくうまくいってコツなのかな~と思った。

小6男子
 A:【4】上手にツールボックスを作れたから。
 B:さっかくのひみつが、とてもよくわかった。
 C:ダンボールでいろいろなものを作れることがわかった。

中1男子
 A:【5】いつもこのようなさっかくなどを見ていて、どうなっているのかと不思議に思っていて、今日やっと仕組みがわかってよかった。
 B:人や機械の見方がわかって、すごくためになったしおもしろかった。特にバーコードの色の数値で判断するところがためになった。

中1男子
 A:【5】ツールボックス作りや、さっかくの立体。
 B:「見る」というだけでも脳でたくさんの処理をしていること。
 C:ダンボールの折り方。ななめやギザギザに見える車庫。

中1男子
 A:【5】実際に自分で錯視を作れた事。
 B:コンピューターと人間の画像処理の違い等を知れた。
 C:ダンボールのほかに、厚紙にも、カッターの切り込みを入れることで、折りやすくなること。